
ハリスコ州アランダスにある1995年に創業した、まだ新しい蒸留所
『アガヴェ・テキラーナ・プロダクトーレス社』
NOM:1079

テキーラ愛好家が集まり設立したこの蒸留所は、
酒名にはメキシコ革命の記念すべき年「1921」を冠し、
18世紀の頃に使われていたと言う製造方法を現代に蘇らせて、
限定生産され、本来は「1921」のコニッサーズグループにのみ
販売されているテキーラです。
ハリスコ州にあった古い邸宅を改修する作業の時に見つかった
地下にあった秘密の通路には、
チャペルへ通じる通路や金貨などの財宝と、
ワインセラーにも繋がっていたそうです。
そのセラーで見つかったテキーラを模して造られたのが「1921」のボトルだそうで、
独特な粘土のラベルが特徴となっています。

テキーラ 1921 エル ソロダド ブランコ 40度 700ml

2008年からのコンペティションで受賞暦もあり、
既に実力派の域に達しているようです。
原料となるアガベは蒸留所のあるハリスコ州の
ハイランド地方のものを使用していますので、
フルーティーでメローな香りがグラスから立ち上がり、
柑橘系の香りも感じられます。

円みのあるフルーティーで柑橘系のニュアンスを持った味わいは、
デリケートで滑らかなフィニッシュへと繋がり、
長い余韻が楽しめます。
「1921」はステンレス製のポットスティルで
通常の蒸留よりも低い沸点を用いて蒸留されている為に、
通常よりも長い時間をかけて2回蒸留され、
圧搾せずに重力を使ってゆっくりとした方法でのろ過を2回行っています。

ブランコ以外の「1921」は、
内側をトーストされたアメリカンオーク樽で熟成されます。

そして、仕上がったテキーラは手作業でボトリングされ出荷されます。


テキーラ 1921 ラ コロネラ レポサド 40度 700ml
レポサドは内側をトーストしたアメリカンオークで6ヶ月間熟成し、
樽由来のヴァニラのような香りと、
プラムのような優しい柑橘系の香りがあります。
味わいはフルーティーでいながらヘーゼルナッツのような味わいがあり、
ホワイトオーク由来の甘さが上手くマッチして、
シルキーで暖かい長いフィニッシュが楽しめます。
アネホは完売してしまいましたが、
一度お試しくださいね!
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