銀幕の雫: スプリングバンク

2011年7月22日金曜日

スプリングバンク


スコットランドのキンタイア半島。
かつてはスコットランド第1の蒸留酒の街でしたが、
今では衰退してしまい「スプリングバンク」と「グレン・スコシア」が残るだけとなっています。
このキャンベルタウンと呼ばれる街に、
スプリングバンクはジョン・ミッチェルとウィリアム・ミッチェルが創設し、
今でも同じ一族が運営しています。

今でも昔と変わらず、自家栽培された大麦をモルティングし、
地元のピートを使用し、2回蒸留され、
一部は3回目の蒸留を行い熟成されてボトリングと、
全ての工程を自社で行っている蒸留所です。

ノンチルフィルターで方式でろ過されたモルトは、
カラメル等での着色を一切行わず、
少し高めのアルコール度数でボトリングされ、
程よいピート香と果物を思わせる柑橘系の香りと味わいを持ち、
潮のフレーバーとオイリーなニュアンスを感じさせてくれます。

そして近年、2回蒸留にこだわった、
リッチでヘビーなピートが効いたタイプの「ロングロウ」
全量を3回蒸留した、ピートを炊かない「ヘーゼルバーン」がリリースされ、
さらにこのキャンベルタウンのモルトが、
モルト好きの心を掴んでいます。

スプリングバンク3種類とロングロウ1種類。
それぞれ本数限定でSALE中ですので、
お見逃し無く!


スプリングバンク 10年 100プルーフ 57度 700ml
味わいはスプリングバンクの特徴を活かし、
バーボン樽の風味が上手く活かされた味わいが特徴。


スプリングバンク 15年 46度 700ml


スプリングバンク 1991 12年 58.8度 700ml


ロングロー 10年 1994 46度 700ml
スプリングバンクが造る
プレミアムのモルトとして、
今ではすっかり定番のキャンベルタウンモルトになっています。

最近はノン・ヴィンテージの10年熟成もリリースされていますが、
ウッドフィニッシュの若い熟成モルトも、
それぞれが個性を放っていて、
人気を集めています。

ハイランド産とキャンベルタウンのピートを使用し、
麦芽を乾燥させ、高いフェノール値を持つ、
独特の潮のニュアンスを感じさせてくれる味わいがあります。

この1994年蒸留の10年熟成は、
まるでアイラモルトを想像させるようなニュアンスを持ち、
ピート香よりも、樽由来のバニラ香りや、
ドライフルーツのような香りが感じられますが、
フェノールや潮の風味もしっかりと感じられ、
淡い色合いからは想像できないほどの、
パワフルさを秘めたモルトに仕上がっています。

スモーキーとも言えるフィニッシュが、
とても印象的で、
食中にも意外と楽しめるモルトだと言われる方もいらっしゃいます。

スモーキーでパワフルな味わいが好みの方に、
オススメのモルトですので、
お試しくださいね!

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