スコットランド最北端の蒸留所
『ハイランドパーク』
オークニー島に1978年に創業した250万リットルもの生産能力を誇る
個性的なシングルモルト。
ハイランドパークはアサヒビールが正規代理店で、
「ジムビーム」のブランドマネージャーが、
ハイランドパークのブランドも兼任されていました。
何度か蒸留所へ行かれた事もあったそうで、
お話を伺った中では、とにかく蒸留所へ辿り着くのが大変!との事。
なんとなく想像は付きますが、
でも、一回行ってみたいなぁ~
蒸留所があるオークニー諸島は70もの島々から形成されていて、
紀元前8000年から人が住んでいて、
紀元前3600年に建てられた家が、今でもパパイで原型を留めているんだそうです。
これは石器時代の居住地よりも古く、食器戸棚やベッドが据えられているそうで、
見た人にとっては衝撃を覚えるんだそうです。
今から5000年以上も前に住んでいた人たちが、
食器棚に器を仕舞い、ベッドで就寝していたと思うとちょっと感慨深いですね。
ハイランドパークは1798年にマグナス・ユンソン牧師によって建てられ、
昼は牧師、夜は密輸業者と言う両極端な仕事をしていたそうです。
1813年に牧師は逮捕され、逮捕した徴税官ジョン・ロバートソンが蒸留所を買収したそうです。
19世紀半ばまでに蒸留所は拡張され、
シーバス、ギルビー、ヘイグ、バランタイン、デュワーズなどへモルトを供給しつつ、
シングルモルトとしても販売をしていたそうです。
自社モルティングされたモルトはキルンで乾燥され、
不足分はタムデューから調達して蒸留が行われています。
硬水で仕込まれるモルトは最北端と言うどこか寂しく、冷たい感じのあるイメージとは裏腹に、
ピートの感じと蜂蜜やオレンジのニュアンスがあり、
とても豊かでレーズンのような味わいも存分に楽しませてくれる、
優雅で上品なモルトに仕上がっています。

★ハイランドパーク 1983 56.8度 700ml★

★ハイランドパーク アンバサダー 10年★
定番のラインナップではありませんが、
このオススメ2アイテムも残り僅かとなってきましたので、
お見逃し無く!
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