銀幕の雫: エル・テソロ

2011年7月29日金曜日

エル・テソロ


このところ熱いテキーラ。
ブルーアガベ100%のプレミアムテキーラの露出度がグングン上がっていて、
今まで見たことも無いようなテキーラがたくさん輸入されています。

今までテキーラの底辺を支えていた有名銘柄も
きっと売上が伸びていることと思いますが、
テキーラと名乗るには様々な条件をクリアし、
メキシコ州政府のCRTと言う機関に高額な登録料を支払って、
「NOM」と言う管理番号を割り振ってもらい、
その番号を堂々とラベルに記載する事がテキーラの証となっています。

小さな蒸留所でも高品質な物を造っている所はあるはずですが、
登録料が問題して「メスカル」として販売している銘柄もあります。

日本酒で言う「無鑑査」ですね。

ミクストと呼ばれるテキーラ(メスカル)は蒸留前に
アガベの搾汁を発酵した糖分とその他の糖分を加える為に
ミクストと呼ばれます。

日本酒の「純米酒」と「本醸造」のような物です。

100%アガベ、つまり「純アガベ酒」はまじりっけ無しの
アガベの搾汁を発酵し2回以蒸留留し、
何も足さない、何も引かない。。と言う飲み物。

前置きが長くなりましたが、
その、まじりっけ無しのオススメテキーラをひとつ。


1937年創業の年間12,000ケースしか出荷していない小さな蒸留所。

『エル・テソロ』

その中でも「パラディーソ」はアニェホをさらにコニャックの樽で熟成した、
このブランドの最高級品。

ポットスティルで蒸留された原酒は、
地下の倉庫でゆっくりと熟成され、
ラムのようなまろやかな甘味と、
コニャック樽由来の優雅さに、
テキーラ本来のシャープな切れと奥の深いコクがマッチして、
酒名の「天国」と言う名前が納得できるような風味を楽しませてくれます。


エルテソロ パラディソ 40度 750ml
蒸留所はメキシコの中部、太平洋に面したハリスコ州にあり、
テキーラ市から南東にあるァダラハラを挟み、
更に東にあるアランダスと言う街にあります。

テキーラマニアの間では、
この地域はハイランドと呼ばれ、
標高2000mを超える地域ですが、
土地が肥えているために原料となるアガベが同じ年数でも大きく育ち、
ジューシーで香りの高い搾汁から蒸留するため、
ローランドと呼ばれるテキーラ市地域のテキーラと比べると、
女性的な優しく香り高いテキーラが造られています。

そんな地理的要因を持つエルテソロの蒸留所で造られ、
長期にわたる熟成を経た限定品のパラディソです。

ぜひ一度お試しくださいね!

0 件のコメント:

コメントを投稿