銀幕の雫: 英国海軍御用達!!

2008年12月1日月曜日

英国海軍御用達!!

イギリス海軍が最強を誇り、
世界の7つの海を自由に渡って
太陽が昇るところから沈むところまでにイギリス領のないところはない
とまで言われていた時代、
彼らがよく飲んでいたのはラムでした。

長い航海で水では腐ったり藻が発生してしまうため
その代わりとして積み込まれたのが始まりで、
英国海軍とラムとの間に様々な逸話を残してくれました。

トラファルガーの戦いで戦死したネルソン提督の遺体を
防腐のためラム漬けにして本国まで移送しようと
したところ、「偉大なる我が提督」にあやかろうと
(支給されるラムが減って我慢しきれなくなったという説も)
そのラムを飲み干してしまったという話はあまりにも有名。

長い航海でビタミンCなどが不足して
壊血病になるのを防ぐためライムなどの柑橘類や
ハーブ、スパイスなどを漬け込み
今で言う「スパイスド・ラム」を作ったりしていました。
このスパイスド・ラムは海兵たちそれぞれに
オリジナルのレシピを持っていたみたいなので、
個人的には毎日同じ味のラムをどう美味しく飲むか
楽しんでいたのではないかと思います。

余談ですが、アメリカ人がイギリス人のことを
「limey(ライム野郎)」と呼ぶスラングは
イギリス海軍が壊血病予防にライムを
服用していたからだそうですよ。

などなどイギリス海軍とラムのお話は
尽きないのですが、そろそろ本日のお酒のご紹介。

このシーウインド
伝統的なネイビーラムの作り方と同じように
元イギリス領であるジャマイカガイアナ(デメララ)
の5つの単式蒸留器で蒸留された原酒をブレンド。
オーク樽で6年~11年熟成させます。
どっしりと重みのある味わいはイギリス系のラムらしい特徴。
こんなラムを船の上で飲んでみたいものです。


ちなみに「SEA WYNDE
とは18世紀の有名な帆船名らしいです。
いまいち確認が取れていないので確たることは言えないのですが、
18世紀頃に最強を誇っていた英国海軍において最速の船だった。
という話を聞いたことがあります。
ちゃんと調べがついたらまたご報告しますので少々お待ちを!!

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