銀幕の雫: 最近流行の「エコ」商品!

2008年12月21日日曜日

最近流行の「エコ」商品!


最近何かとよく「エコ」という言葉を耳にしますね。
そんな世間の流れに乗ってみようかと思います。

グアドループ産のラム、モンテベロ
1930年に建てられた製糖工場と蒸留所が原型となっている蒸留所です。

製法はフランス系の特徴でもあるアグリコール製法。
アグリコール製法の詳しい説明は「ラムのお話その四」をご覧ください。

ジュースを絞られた後のサトウキビ(ほぼ繊維のみ)をバガスと呼びます。
このバガス、1キログラム当たり2000キロカロリーという
大変大きな熱量を持っているので、非常に優れた燃料になります。

このモンテベロ蒸留所は、バガスを燃やすことによって
蒸留所全体に必要な動力源を確保しています。
これは古く160年も前から変わらないシステム。
自然の動力なのでもちろん地球環境にも優しいし、
無駄のない動力源確保というのはやっぱり「エコ」なんでしょうね。

1トンのサトウキビより60リットルのラムしか作られません。
容量750mlのボトルで80本分。ケースで言うと6.6ケース。
とっても少ないんです。

というか、少ないと言われています。
他の蒸留所と比べようと思って調べてみたのですが、
なかなかそこまで細かいデーターを公開しているところも
あんまり多くないんですよね。ごめんなさい。
なんだかどんどん宿題が増えていくような気がしますが、
チャンスがあったら別の機会に各蒸留所の
生産量などもまとめられればいいなと思います。

どんどんマニアックになってしまうのが怖いのですが。。。

そんな少ない生産量の蒸留所のラムはこちら。

モンテベロ ウィンチ 8年

フレンチオーク樽とアメリカンオーク樽で熟成後、
それらをブレンドして瓶詰めしています。
アグリコール独特の青さが抑えられ、気の香りが清々しい
比較的爽やかなラムです。

モンテベロ ブラン

蒸留後ステンレスタンクで3~4ヶ月間寝かし
余計な成分を飛ばした後、小川から引いた水を濾過して加水。
ライムなどを搾って飲むのも美味しいです。

このほかにもフランス系のラムには大変珍しい
長期熟成のモンテベロ デキャンタ 21年という商品も少しだけ在庫があるようです。

時代が一回りして、気づけば再び時代の最先端の感がある
「エコ」ラム。是非お試しください。


0 件のコメント:

コメントを投稿