アイレイモルトの中で最大規模を誇る蒸留所で、
最大の生産能力は360万リットルと、
ラガヴーリンのほぼ倍の規模を生産できるキャパがあるシングルモルト
『カリラ』
1846年に創業し1927年にDCLの傘下に入り、
1970年代初めに改築され、
ディアジオの傘下に入ってから、
カリラの持つモルトの幅の広さを活かし、
その魅力を最大限に引き出されつつあります。

★カリラ 8年 アンピーティッド 59.8度 700ml★
ディアジオが引き出したカリラの魅力とは、
シングルモルトの不況を乗り越えた生産規模であり、
アイラ独特のピーティーな味わいに加え、
ハイランドスタイルのウィスキーも生産していた所にあると言われています。
★カリラ ディスティラーズエディション 43度 1000ml★
ウィルソン&モーガンのカリラはネゴシアンを通さず、
蒸留所と直接取引をしているため、
ROSSI&ROSSIのウォルターとファビオが自ら蒸留所へ赴き、
セラーマスターや蒸留所の所長と一緒に樽を選定しているんだそうです。
個性的なカリラが多くラインナップされていて、
ヴィンテージの違いやマリッジングの樽の違いによって、
全く違うカリラの味わいが楽しめるようになっています。

★ウィルソン&モーガン カリラ 1993 46度 700ml★
1993年蒸留・2005年ボトリング
明るい黄金色をした色合い。
グラスに注ぐと強いヨード香がカリラらしく、
口に含むと意外にも優しく、緩やかに広がっていくような感じの味わい。
カリラらしい刺激はしっかりと残しつつ、
柔らかく、まろやかで飽きの来ない味わいです。

★ウィルソン&モーガン カリラ カスク#3132 1984 25年 Bott.2009 46度 700ml★
蒸留:1984年
ボトリング:2009年
アルコール度数:46度
容量:700ml
アイラモルトの特長とも言うべき、
スモーキーさ、ピーティーさ、潮の香りや、
海の味と言ったニュアンスがありますが、
このカリラは、長期間オーク樽にて熟成されていたため、
甘い香りと味わいが一番の特徴になっています。
とっても官能的な味わいに仕上げられていて、
シロップやジューシーと表現しても良いほどで、
マンゴー、パッションフルーツ、パイナップル、
グレープフルーツなどのニュアンスが、
鼻と口の両方で一杯に広がるようです。
強力なピーティーさを持つモルトと、
素晴らしい樽のコンビネーションにより、
カリラらしさをしっかりと主張しつつ、
樽の良さを十分に活かしきった素晴らしい印象を与えてくれます。

★ウィルソン&モーガン カリラ カリラ 1984 25年 Bott.2010 53.3度 700ml★
蒸留:1984年
ボトリング:2010年
アルコール度数:53.3度
容量:700ml
80年代に蒸留された貴重なカリラを、
その素晴らしさを存分に楽しんでもらうために、
カスクストレングスでボトリングしました。
カリラを育てた大気や強烈さ、
大胆さなどのドラマは全て、
このモルトに反映されています。
香りはバルサミコやミント、ショウノウ、
土のニュアンスやペッパーが感じられますが、
ピーティーさとスモーキーさが
香りと味わいの中心に大きな存在感を示しています。
グラスから感じた香りと、
口に含んでから喉を通った後まで、
長い間、このモルトが持つ強烈で印象深い優雅な味わいと
香りは消えることなく、いつまでも楽しめるようです。
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