アイレイモルトの一つ
「ブルイックラディ」
1881年に創業したピートが強い印象を受けるアイレイモルトだったが、
1995年閉鎖され、暫くの間はボトラーズモルトからのリリースに
頼るのみとなっていた時期もありましたが、
2000年にアイラの地主やインディペントボトラー、元ボウモアの所長らが集まった
共同事業体が新生ブルイックラディとして蘇らせました。
ストックされていた樽を一つ一つ確認し、
フレッシュでソフト、フルーティーなフレーバーがあるモルトを
アメリカンオークの樽へリカスクし、
新生ブルイックラディの柱とした。
更にスプリングバンクを見習って、
ミディアムボディのピーティーなモルト「ポート・シャルロット」
ヘビーなピートを持つ「オクトモア」を生み出し、
新生したブルイックラディと共にモルトファンの心をしっかりと掴んでいます。
日本でも以前から人気のモルトでしたが、
近年、ジャパンインポートシステムが正規代理店となり、
その幅の広さと、奥の深さをしっかりと日本の市場に定着させてくれましたが、
最近は国分が正規代理店となり、
ボトルイメージとラベル、ラインナップも一新させ、
「X4+3」などの斬新な新商品も市場へと投入し、
これからが楽しみな銘柄の一つとして、人気を集めています。
生産能力は140万リットルとアードベックより少し大きく、
ラガヴーリンよりは少し小さいと言う規模ですが、
ライトでフレッシュな柑橘系のフレーバーを装った
これからの季節にぴったりなモルトが楽しめます。

★ブルイクラディック ロックス ニューデザイン 46度 700ml★
“ロックス”とは、蒸留所のあるアイラ島インダール湾岸の、波が打ちつけられる岩のイメージから名付けられました。ファースト・フィルのバーボン樽で熟成後、フレンチワインの空樽で熟成。様々なヴィンテージの樽を巧みに選び、造られました。リンゴ、ザクロ、ブラウンシュガー、バニラを感じさせる複雑な味わいは、非常にさわやかな酸味と甘味とのバランスに優れています。

★ウィルソン&モーガン ブルイクラディ 1992 EXストレンス 50度 700ml★
蒸留:1992年
ボトリング:2005年
アルコール度数:50度
香り:洋梨やグレイン、グラッパのようなニュアンスを感じる。
味わい:ドライで干草やカモミールのような、
ピートを想像させてくれるような味わいがあり、
決して甘くなく、同じエイジングのオフィシャルボトルと比べて、
遜色の無い仕上がりになっています。
フィニッシュ:とても短くドライ。
2005年のマニアック・モルトで、
銅メダルを受賞した実力派です。
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