銀幕の雫: クライネリッシュ

2011年6月29日水曜日

クライネリッシュ


故マイケル・ジャクソン氏の「ウィスキー・エンサイクロペディア」日本語版では、
「クラインリーシュ」と翻訳されている「クライネリッシュ」

1819年創業で現在はディアジオが所有している蒸留所。

最大生産能力は340万リットルと大きな生産能力を誇っています。

1983年に閉鎖された「ブローラ」と兄弟蒸留所で、
ブローラはアイランドスタイルのピーティーなモルト。

クライネリッシュはピート香があまり無く、
フルーティーな味わいと、ワックスの様なニュアンスが特徴の、
ジョニーウォーカーに欠かせないモルトとなっています。

優しい口当たりと味わいが特徴のこのモルトは、
飲む場所や時間を選ばないオールラウンダーなオススメモルトです。


★ウィルソン&モーガン クライヌリッシュ 1996 マルサラカスクマチュアド 60度 700ml★
ウィルソン&モーガンのクライネリッシュは、
このボトラー独特の甘さを、イタリアの地酒でもあるマルサラの樽でフィニッシュする事により、
切れの良さを加え、フルーティーさが増し、
60度でボトリングすることにより、
クライネリッシュが持つパワフルさを存分に引き出しています。

蒸留:1996年
ボトリング:2008年

他の樽でも成功した実績のあるマルサラフィニッシュです。
伝統のあるスコットランドのクラフトマンシップと、
陽気なイタリアのフレーバーが上手くマッチしたボトルです。

香りはマスタードや蜂蜜、甘くスパイシーな個性があり、
研ぎ澄まされたクライネリッシュの、
完璧なナッツのような香りは、
しっかりと残っています。

レーズンやシロップなどの特徴を持つ、
マルサラの影響を受けた香りが特徴的です。

この偉大なモルトに甘さと複雑さを加えた、
コニッサーも満足の行く味わいがあります。


★ウィルソン&モーガン クライヌリッシュ シェリーフィニッシュ 46度 700ml★

こちらは定番のシェリー樽でのフィニッシュ。

•Distilled 1992
•Bottled 2007
•Strength 46%
•Wood American oak
•Finish Sherry oak for 14 months

とてもクリーンでドライな麦芽の風味が強く感じられる、モルト通に愛される一本です。
フルーツ(洋梨やりんご)のような香りが全体の前奏のように感じられ、一口口に含むと、焼き栗や蜂蜜の味わいが急激に広がり、口の中で飛び跳ねるような感覚が楽しめます。
フィニッシュにはレーズンのような甘さと、暖かさが、オフィシャルボトルよりも強く感じることが出来ます。



★ウィルソン&モーガン クライネリッシュ 1996 マルサラ 46度 700ml★
もう一つマルサラフィニッシュ。
こちらはアルコール度数が46度に調整された1996年蒸留分。

蒸留:1996年
ボトリング:2008年
アルコール度数:46度

イタリアのボトラーと言う特色を出そうと、
イタリアの地酒であるマルサラの樽をフィニッシュに使い、
すっきりとしたフィニッシュを持ちながらも、
味わいの深いモルトに仕上げ、
ウィルソン&モーガンのシリーズの中でも、
人気のモルトになっています。

マスタードや蜂蜜のような甘さがあり、
スパイシーなクライネリッシュらしい風味も、
しっかりと残している。

味わいはナッツやレーズン、シロップのような味わいがあり、
マルサラの風味もしっかりと感じる事が出来る、
素晴らしい仕上がりの一本です。

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