銀幕の雫: 限定

2009年11月26日木曜日

限定

年末に向かって在庫整理をしていると、
こう言う時にしか気づかないレアアイテムの掘り出し物が出てきます。

今日は在庫がそれぞれ10本程度のラムを2種類。

056130929 セントジェームス トレヴィユー ミレジム2000 43度 1000ml

マルティニークのラム
この蒸留所の特徴は。。。
博物館やクレオール料理のレストランまでもが併設された、
巨大な蒸留所で造られるラムです。

原料のサトウキビも広大な自社農園で造られ、
ほぼ全量がまかなわれているそうです。

絞られたサトウキビジュースは水で1/2にまで薄められ、
通常は70~80度程度のアルコール度数で蒸留されるところを、
55度のアルコール度数で蒸留され、
毎年400万リットルものラムが生産されているそうです。

ブランは最低3ヶ月程度ステンレスタンクにて熟成され、
加水しボトリングされています。

ゴールドラムは2タイプ生産されていて、
パイユ(麦わら)は12~14ヶ月、
アンブレ(琥珀)は18~24ヶ月熟成され、
ゴールドラムは3年間樽で熟成された後、
ステンレスタンクに移された後に冷却ろ過を施され、
ボトリングされます。


遥か昔にも思える2000年を記念してボトリングされたこのアイテム。
ミレニアムボトルです。


★セントジェームス トレヴィユー ミレジム 2000 43度 1000ml★


056131330 ディロン オルダージュ XO 43度 1500ml


こちらもマルティニークのラム。
巨大な1500mlのボトルで、
開栓したその時から、ゆっくりと味わいの変化があり、
半分になった頃には優しくまろやかさが目立ち、
最後の方にはやっと花開いたか!と思えるほどの、
バラのような香りが特徴です。

このボトルを開けるにはちょっと気合が入りそうですが、
カウンターで目立つ事は間違い無しですので、
ラムの興味を引くためにいかがでしょうか?!


セント・ジェームス、J・バリーを持つ企業の3つ目の蒸留所。
ディロン蒸留所。

原酒はデパスで造られているそうですが、
蒸留までのレシピは変えられているそうです。

デパスよりも幾分フルーティーに感じられるのは、
レシピの違いと、蒸留塔の違いから来る物だそうです。

ブランはステンレスのタンクで熟成され、
少しずつ加水されながら味わいを馴染ませて行き、
タンクローリーでディロン蒸留所へ移され、
ボトリングのみ行われるそうです。

1998年以降のみ樽で熟成され、
それ以前の原酒はステンレスのタンクに移されて、
保管しているそうです。

これは火災を危惧した対策で、
熟成庫は火災防止用の断熱材で造られ、
スプリンクラーも設置されているそうです。

このディロン蒸留所では、
キューバ出身の女性ブレンダーが全ての銘柄をブレンドしていて、
以前働いていたコニャックのラボでの経験を活かし、
バラのような香りを特徴とする原酒を上手く使い、
ジャムのような甘さを感じられるラム特有の滑らかさを表現されているそうです。

98年蒸留の10年熟成は、
香りが大変素晴らしいために、
XOをブレンドする際のベースになっているそうです。


★ディロン オルダージュ XO 43度 1500ml★

0 件のコメント:

コメントを投稿