ラムネイション

今週はしばらくラムです。

ラムは夏の飲み物。。
説明しないと売れないから面倒。。。
情報も少ないし分からないから売れない。。。
と、色々な話を聞きますが、
モルト好きの方がたくさんラムにはまっているのも現状で、
あのデイブ・ブルームさんも本まで出したりと、
やっぱり次はラムでしょ！

ラムと一言で言っても様々なタイプと、
色んな生産国があります。

と、いう話は以前このブログにも書いていますので、
一度ご覧になってみてください。
「ラムのお話」
http://seijoishii.usukeba.com/e27287.html

私たちは、ラムの生産国を3つのタイプである、
イギリス系の「RUM」
フランス系の「RHUM」
スペイン系の「RON」
この3つに分類して去年からラムの販売に力を入れていました。

ROSSI&ROSSIのウォルターとファビオの二人も、
やはりこの3つのタイプに分けて、
ヨーロッパの各国でセミナーを開き、
試飲をしてもらってここ数年の間に、
販売数量は、かなり伸びていると話していました。

ROSSI&ROSSIはウィルソン&モーガンのボトラーですが、
酒販店などの店頭にボトルを並べたり、
WEBでの販売を行わず、
ヨーロッパ各国の三ツ星以上のレストランやホテル、BARなどで、
彼らのボトルを気に入ってもらって、
食事と合わせながら販売を続けて来られました。

これらの場所でモルトと同じくらい飲まれているのがラムだったそうで、
彼らもそういう現状に興味を持ち、
カリブの島々へ視察に行ったのが、
ラムネイションの始まりだったそうです。

現在の定番になっている地域は、
イギリス系「RUM」
Barbados　（バルバドス）
Republic of Guyana（Demerara）（ガイアナ共和国（デメララ））
Jamaica　（ジャマイカ）

フランス系「RHUM」
Martinique　（マルティニーク）

スペイン系「RON」
Guatemara　（グアテマラ）
Panama Republic　（パナマ共和国）
Peru　（ペルー）

この7地域です。

1999年からラムネイションをスタートして、
今までに50アイテムほどボトリングしてきて、
地域の特色やニュアンスが良く伝わる物として、
この7地域に落ち着いたそうですが、
もう少し売れるようになったら、
他の地域の物もボトリングしたいね！と話していました。

ラムネイションのボトルには、
地域のスタンプ（切手）や島の形が描かれていますが、
あえて蒸留所の名前を明かさない、
シングル･ドメインのボトラーズ･ラム･シリーズです。

その理由として、
モルト好きの多くの人達は、
蒸留所の銘柄によって、
味わいの良し悪しをすぐに決めたがる癖があるので、
あえて伏せている。
との事。

同じ地域のボトルでも、
蒸留年を変えたり、熟成年数を変えたりしながら、
同じ地域で、色々な蒸留所のラムをボトリングされています。

味わいのばらつきはそれほど無くて、
その地域の特色が上手く出るようにと、
樽を選別されているそうです。

フランス系のマルティニークなどには、
ラムにもAOCやAOが存在するので、
現地へボトルとラベルを持ち込みボトリングしてもらい、
AOCの無い地域に関しては、
樽を購入しイギリスのエジンバラへ送り、
シグナトリー社でボトリングされています。

フランスやスペイン、イタリアでは既に人気になっている、
このラムネイション･シリーズ
今年からイギリスとアメリカでも発売を開始したそうです。

明日からは7地域のボトルを1本ずつご紹介します。

ラムネイションのページはこちら↓↓↓
http://www.rumnation.com/en/