銀幕の雫:  ■ ボローニュ ■

2009年3月13日金曜日

 ■ ボローニュ ■

はいっ。今日もシングルモルトでも、バーボンでもなく、ラムです。

今日のラムはグァドループの「ボローニュ

その昔、ブラジルで造られていた「ボローニュ」が海を渡り、
グァドループにやって来たのが17世紀だそうです。

107ヘクタールもある火山灰地質で湿気が多い広大なサトウキビ畑に、
色々とあるサトウキビの品種の中から、
カンヌ・ジョーヌとカンヌ・ルージュのみを栽培し、
全てを手作業で刈取り原料とされています。

蒸留後は3ヶ月の間、参加を避けるために空気を遮断した、
ステンレスのタンクに入れられて不要な成分を飛ばした後、
10日間のみ樽に入れられ再度、ステンレスのタンクに戻されます。

火山が多いこの地域の伏流水で割り水され、
ボトリングされます。

ボローニュ・ブランにはアルコール度数が2種類あり、
出荷先に合わせ、50度と55度の2種類で出荷されています。

わずか5度の差ですが、
グラスに注いだ時の香りもニュアンスが違い、
55度はぐっと締まった雰囲気がありますが、
50度は優しい、まろやかな雰囲気を感じさせてくれます。

味わいにも違いがあり、
55度はストレートで飲むと、
口の中でまろやかにとろけるような雰囲気があり、
アグリコールらしい青臭い香りが感じられますが、
50度では逆に口の中で暴れるような元気のよさが感じられます。

それぞれ1000mlの大きなボトルですが、
開栓後、ゆっくりと空気に触れ、
ラムの雰囲気が変わっていくように感じられます。

より優しくまろやかに、口当たりが上品になり、
飲むほどに楽しく陽気にさせてくれるようです。

度数の違いもありますが、
気長にゆっくりと付き合うのがオススメの、
ボローニュ。

土地柄がしっかりと味わいに現れている、
のんびりとしたラムはいかがでしょうか。

ラム ボローニュ ホワイトグアドループ 55度 1000ml
成城石井.com価格 4,900円(税込)
https://www.seijoishii.com/d/46457

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