MHDでヘネシー、クリュッグなどのブランドマネージャーでもある、
アントワさんによるセミナーです。

コニャックとブランデーの違いがとても重要で、
フランス・ボルドーの北に、
コニャックと言う地域があり、
その地域で採れたぶどうのみを使って造られるブランデーのみが、
コニャックと呼ばれます。
この地域に75000ヘクタールの畑があり、
この大きさは、世界の畑の約1%、
フランスのぶどう畑の約8%にもなるそうです。
使用するぶどうの産地は、
ボルドリ、グランドシャンパーニュ、プティシャンパーニュ、ファインシャンパーニュの、
4箇所の地域の物を使用するそうです。
コニャック用に白ぶどうのユニブランが用いられ、
これはワインの醸造用には品質が良くないと認識していますが、
蒸留することにより、ユニブランの本領が発揮されるんだそうです。
1850年頃のフィロキセラが発生するまでは、
フォルブランシュと言う品種を使っていたそうですが、
今はユニブランしか使用していないそうです。
ヘネシーにはフィロキセラ以前のオードヴィーが保存されているそうですが、
ヘネシーが使用していない残り2つの地域では、
今でもフォルブランシュが生産されているそうです。
蒸留は2回行われると言う事が、
香りと味わいを濃縮した物をコニャックの最大の特徴だと言う事です。
9リットルのワインを蒸留し、
ミドルカットしたオードヴィーは、
2回蒸留されるため、
1リットルのオードヴィーしか採れないんだそうです。
熟成はフレンチオークの木のみを使用しているそうです。
ブレンドの際には、
違った地域で採れたぶどうを、
違った熟成年数の樽の原酒をブレンドし、
とても複雑な掛け算をした芸術品だ!と、
アントワさんは熱く語っています。
ヘネシーは1800年代から変わらず、
生産とブレンドをフィユー家が秘伝のレシピを守り、
今でも続けられているんだそうです。
1870年に誕生したXOも、
フィユー家が守ってきた技術が、
今でも生きていて、
18世紀の味わいを今に伝えています。
ヘネシーはアイルランド生まれのフランス人、
リシャール・ヘネシーが1765年に創立。
1971年にモエ・エ・シャンドンとパートナー契約を行い、
1987年にルイ・ヴィトン社と合弁したと言うのは、
まだ記憶に新しい。
さて、ここで試飲。
ヘネシーVSをソーダ割りで、
若い層のコニャックファンを掘り起こしたいんだそうです。
昨年までのウィスキーのソーダ割りのように、
もっと気軽に楽しんでほしいと言うのが、
今日の目的だったようです。

VSは40種類のオードヴィーがブレンドされていて、
世界中で一番売れている銘柄だそうです。
ソーダで割ると香りが立ちながらも、
さっぱりとしたのみ口で、
ジンジャーエールで割ると、
ほんのりと甘味が感じられ、
切れが良いという、
何杯でも飲んでしまいそうな、
これからの季節にぴったりの飲み方ですね!
この特徴は、
主原料がぶどうと言うことが重要で、
ぶどう由来の優しさや糖分が、
ウィスキーとの大きな違いだと思います。
ちょっと敷居が高く感じてしまうブランデー、コニャックですが、
もうちょっと気軽に飲んでほしいお酒です。
食中に魚でも肉でも、
気軽に合わせて楽しいんで見たいお酒です!
いや~コニャックも奥が深いですね。。。
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