ロン・サカパセミナー

まずはラムの歴史から。
インダストリアルとアグリコールの違い、
熟成によるバリエーション、
宗主国による味わいの違いと、
ラムが生まれるまでの歴史をお勉強。
さて、本題。。
先日グアテマラに行かれたという、
中山氏からのお話。

サカパのボトルに書かれている花は、
グアテマラの国花だそうで、
ボトルの胴に巻かれているペタテは、
古代マヤ文明の直径の末裔が住んでいると言われる、
3つの村で作られていて、
1本造るのに約20分ほどかかり、
1本当たり約40円の収入が得られるんだそうです。
酒名の「サカパ」とは、
1876年に創立された町で、
1976年に町の創立100周年を記念して造られたラムで、
酒名のセンテナリオがその表れだそうです。

ロン サカパ 23 40度 750ml
ロン サカパの特徴でもある、
ヴァージンシューガーケイン・ハニーと、
糖蜜のテイスティング。

低地の海岸沿いにあるサトウキビ畑から採れた原料を、
大きな7つの蒸留糖のうち、
ロン・サカパ専用の蒸留器のみを使い、
蒸留され、熟成は海抜2300mの高地にあるセラーで、
ソレラシステムを使って熟成されます。
このソレラシステムがロン・サカパの特徴で、
とても複雑なソレラが組まれています。
まずは内側を焦がしたアメリカンウィスキーの樽に3年間熟成され、
10年以上経過した古い樽とブレンヴァット、
その次に、再度内側を焦がしたアメリカンウィスキーの樽に1年、
また、10年以上経過した古い樽とブレンヴァット、
次にオロロソシェリーの樽に最低1年熟成し、
また、10年以上経過した古い樽とブレンヴァット、
次にペドロヒメネスの樽で最低1年熟成し、
またもや、10年以上経過した古い樽とブレンヴァットし、
ミネラル分を抜いた水を加え加水調整し、
ボトリングされるんだそうです。
XOは最後にコニャックを貯蔵していたフレンチオークの樽に貯蔵し、
仕上げられるそうです。

ロン サカパ XO 40度 750ml
15年向けはヨーロッパ専用で出荷されているそうですが、
マスターブレンダーのマレーナ女史の感と経験を頼りに、
通常の23、XOがそれぞれ違うラインで生産されているそうです。
なかなか内容の濃いセミナーで、
初心者向けと言うよりは、
ちょっとマニア向けでしたが、
面白いセミナーをありがとうラムジャパン!
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