銀幕の雫: 3月 2010

2010年3月31日水曜日

ロングアイランド・アイスティー

定番ラムの「キャプテンモルガン」

一昨年に新商品の「タトゥー」が発売された時は、
凄い勢いで売れましたが、
既に落ち着いてきたのかなぁと言う雰囲気。。

そのタトゥーの再入荷と、
既に市場には出ていますが、
キャプテンモルガンがリリースする
「ロングアイランド・アイスティー」なるものが出ていますので、
合わせていかがですか?!


★【22%OFF】 キャプテンモルガン タトゥ 35度 750ml★

キャプテンモルガン・タトゥーは、
ダークでミステリアスな色合いに、
スパイシーで、カリブ海を想像させる、
トロピカルな味わいが楽しめます。


★【20%OFF】 キャプテンモルガン ロングアイランド・アイスティー 17度 750ml★

キャプテンモルガンのロングランドアイスティーは、
伝説的なカクテルを再現しました。

キャプテンモルガンのラムに、
ウォッカ、ウィスキー、ジンとトリプルセックをブレンドし、
爽やかな味わいに仕上げた、
キャプテンモルガンらしいシンプルなカクテルとして、
グラスに氷を入れて、
そのままキャプテンモルガン・ロングランドアイスティーを注ぐだけで、
パーティーでも大活躍間違いなしのカクテルになります!

こちらも定番の

★【52%OFF】 キャプテンモルガン プライベートストック 40度 1L★

こんなのもありますので、
お見逃し無く!

2010年3月30日火曜日

グアナファト州

グアナファト州と言われても、
どこのこっちゃ?!と思ってしまいますが、
テキーラにも原料となるアガベの産地や、
蒸留所のある場所によって、
味わいが違ってくるそうです。

今日のテキーラは、
テキーラ市があるハリスコ州の東にあり、
温泉が豊富に湧き出ている土地だそうです。

日本でも、温泉地のお酒が美味しいように、
テキーラもおんなじなんですね!

以下、
日本テキーラ協会の林生馬氏から頂いた商品コメントです。

驚くほどスムースなグアナファト州の手造りテキーラ
テキーラのほとんどはハリスコ州で生産されていますが、
この「コラレホ」は例外的に、
ハリスコ州の東側に隣接するグアナファト州にて生産されています。

しかしメキシコでは
この「コラレホ」を知らぬ者はいないと言えるほどの
知名度を持ったテキーラで、
その驚くほどスムースなテイストは
地元の多くの人々を魅了し続けています。

また、コラレホは山奥で造られる実直な
テキーラとしてのイメージが確立されていて、
アガベの栽培年数も最低8年と長く、
皮や芯を非常に丁寧に取り除く手作業が
純粋で雑味の無いテキーラの味を作り出しています。

コラレホは数あるテキーラの中でも、
もっともスムースでメロウなテキーラの一つです。

ブランコは、アルコール臭はほとんど無く
フルーツの香りの中に若干のスモーキーさを感じます。


★コラレホ ブランコ 100% アガベ 38度 700ml★

ボディは太くアガベ由来の甘みがあり、
苦味もほとんど感じません。

アフターテイストにはフローラルな香りがやってきます。

レポサドは、アメリカンオーク、フレンチオーク、エンシノオークで
それぞれ4ヶ月熟成させたものを
独自にブレンドしており、
レポサドの傑作とも呼ばれます。


★コラレホ レポサド 100% アガベ 38度 700ml★

シナモンや柑橘類、
ペッパーなどを感じるその複雑な香りは、
3種類の樽によるもの。

アフターテイストには蜂蜜のような風味も感じます。

アネホは、アメリカンオークのみを使用して
1年以上熟成させたもの。

★コラレホ アネホ 100% アガベ 38度 700ml★

こちらはレポサドとは違い、
アメリカンオーク特有のバニラ香が前面に出ています。

エレガントという言葉がピッタリの
優雅なパーティーなどにも使えるテキーラです。

コラレホのボトルは非常にメキシコらしいデザインの
背の高いもの。

プレゼントとしてもたいへん喜ばれるボトルです。


おまけで定番のシルバー

世界売上ナンバーワンのテキラーと言えば、
このホセ・クエルボ!


★【50%OFF】 クエルボ クラシコ ホワイト 【並行】 40度 750ml★


200年以上の歴史を持ち、
樽で熟成したまろやかで、
コクのある味わいのテキーラを造り、
ストレートでも楽しめる味わいが特徴です。

1ランク上の「1800」シリーズは、
ブルーアガベを100%使用した、
こだわりのラインナップもありますが、
このクラシコ・ホワイトは、
カクテルベースで大活躍するテキーラで、
伸びのある味わいが特徴です。

10ケースのみの大特価ですので、
お見逃し無く!

2010年3月27日土曜日

原点回帰?

2月の中旬に珍しく母親から電話がありました。
「おかぁさんねぇ、引っ越しすんねん」
「へぇ」
「で、あんたの荷物、一杯あるけど要らんやろ」
絶句。。長年かけて買い溜めたCDやら本やら漫画に、
あれやこれやが色々と実家には置いてあったはず。
「何年も置いてるってことは要らんってことやんなぁ」
と、どうしてもすぐに処分したい様子。
「いや、要るもんばっかりやけど、いつ引っ越しするん?」
「今月末」
「それって、再来週ってこと?」
「そー」
と言う事は実家に帰って、
私の宝物達を引き取る作業をする時間もなく、
何があったのかを思い出す時間もなく、
強制処分されると言う事の様で、
何とか救出出来ない物かと、
携帯で、「あそこの棚にあれがあったはず」
「え~、どれかなぁ~」と探す気持ちも更々無さそうな母親を何とか動かしながら、
「何か人形がぎょーさんあるで」
それってスターウォーズのボトルキャップの事かなぁ。。
「もうおっさんやねんからコンなん要らんやろ、近所の子供にあげるわ」
「何か本がギョーさんあるわ。こんなん送ったら邪魔やろ」
映画の本とかお酒の本とか、資料とか。。
ネットで調べられる今とは違って、
お酒を勉強し始めた頃の昔の本やけど、
それって逆に今売ってへんねんけどなぁ。。

「CDもギョーさんあるから送られへんな」
まぁPCに取り込んでるからええっちゃぁええけど、
やっぱりジャケットは置いときたいなぁ。。

「うわぁ~何か細かいのんが一杯入ってるわ。これはゴミやろ」
お酒とか、葉巻とかのピンバッジが100個ぐらい入ったシガーケースの事かなぁ
集めるのに時間かかってんけどなぁ。。

「重い機械もギョーさんあるけど持って行かれへんから引き取ってもらうで」
今は亡きサンスイのアナログアンプに、
スピーカーが5つ。デジタルアンプに。。。と、
AV機器がソフトと共に電気屋さんに引き取られるらしい。。

「長渕ばっかりのんがあるで。何か若いなぁ」
ファンクラブの会報ね。
創刊号から溜めててんけど。。

「うわ~これもギョーさんあるわ。なんて読むんやろプレミアかなぁ」
角川版と講談社版の両方を創刊号から置いてたからなぁ。。

と、他にも色々と私のお宝と、
今まで溜め込んできた物は、
唐突に一掃されました。

いくつかはどーしても送って欲しいと、
救出した物の、まぁ長年置きっぱなしになってたので、
しゃぁないと言えばそれまでの物やったのかもしれないなぁと、
処分作業が行われてから1ヶ月が経った今頃、
やっと私の中でも気持ちの整理がついてきた様です。

しかし、、
あれもこれも全部なくなったんかぁと思うと、
やっぱり寂しいなぁ。。

2010年3月26日金曜日

待望の

コアなファンが多いアブサン。

アブサン発祥の地、
スイス・トラヴェルの谷から、
ブニヨンさんが造るアルテミジアに新しいアブサンが誕生しました。

★アブサン アンジェリーク 68度 700ml★

名前は「アンジェリーク」
『天使のようなお酒』
薬草の『アンジェリカ』
そして、ブニヨンさんの愛娘『アンジェリーク』から取られた名前で、
ラベルも今までの3種類とは一味違っています。


アルコール度数は68 度
「緑の妖精」の名に相応しい、
緑色のアブサンです。

蒸溜仕立てのアブサンに
天然植物を浸漬することで色が付き、
添加物も着色料も一切使っていません。

アニスを少なめに抑えることによって、
メリッサやヤナギハッカやミント、
何よりニガヨモギの香味を前面に押し出しています。

口当たりは意外にソフトですが、
濃密な薬草の風味が広がり、
あとには絶妙にして、パワーフルで
苦いアフターテーストが長く残ります。

角砂糖を溶かして召し上がることをお勧めします。


人気のアソートセットには、
専用の砂糖とスプーンが付いていますので、
是非こちらもお試しくださいね!

★アルテミジア アブサン・アンジェリーク・アソート 250ml×3本★


アンジェリークのお求めは、
成城石井.com
アンジェリーク
アソートセット

または、ワインパーフェクトへ。

★アブサン アンジェリーク 68度 700ml★



★アルテミジア アブサン・アンジェリーク・アソート 250ml×3本★

2010年3月23日火曜日

セミナー3本目「ヘネシー」

今日の講師は、
MHDでヘネシー、クリュッグなどのブランドマネージャーでもある、
アントワさんによるセミナーです。


コニャックとブランデーの違いがとても重要で、
フランス・ボルドーの北に、
コニャックと言う地域があり、
その地域で採れたぶどうのみを使って造られるブランデーのみが、
コニャックと呼ばれます。

この地域に75000ヘクタールの畑があり、
この大きさは、世界の畑の約1%、
フランスのぶどう畑の約8%にもなるそうです。

使用するぶどうの産地は、
ボルドリ、グランドシャンパーニュ、プティシャンパーニュ、ファインシャンパーニュの、
4箇所の地域の物を使用するそうです。

コニャック用に白ぶどうのユニブランが用いられ、
これはワインの醸造用には品質が良くないと認識していますが、
蒸留することにより、ユニブランの本領が発揮されるんだそうです。

1850年頃のフィロキセラが発生するまでは、
フォルブランシュと言う品種を使っていたそうですが、
今はユニブランしか使用していないそうです。

ヘネシーにはフィロキセラ以前のオードヴィーが保存されているそうですが、
ヘネシーが使用していない残り2つの地域では、
今でもフォルブランシュが生産されているそうです。

蒸留は2回行われると言う事が、
香りと味わいを濃縮した物をコニャックの最大の特徴だと言う事です。

9リットルのワインを蒸留し、
ミドルカットしたオードヴィーは、
2回蒸留されるため、
1リットルのオードヴィーしか採れないんだそうです。

熟成はフレンチオークの木のみを使用しているそうです。
ブレンドの際には、
違った地域で採れたぶどうを、
違った熟成年数の樽の原酒をブレンドし、
とても複雑な掛け算をした芸術品だ!と、
アントワさんは熱く語っています。

ヘネシーは1800年代から変わらず、
生産とブレンドをフィユー家が秘伝のレシピを守り、
今でも続けられているんだそうです。

1870年に誕生したXOも、
フィユー家が守ってきた技術が、
今でも生きていて、
18世紀の味わいを今に伝えています。

ヘネシーはアイルランド生まれのフランス人、
リシャール・ヘネシーが1765年に創立。
1971年にモエ・エ・シャンドンとパートナー契約を行い、
1987年にルイ・ヴィトン社と合弁したと言うのは、
まだ記憶に新しい。

さて、ここで試飲。
ヘネシーVSをソーダ割りで、
若い層のコニャックファンを掘り起こしたいんだそうです。
昨年までのウィスキーのソーダ割りのように、
もっと気軽に楽しんでほしいと言うのが、
今日の目的だったようです。

VSは40種類のオードヴィーがブレンドされていて、
世界中で一番売れている銘柄だそうです。

ソーダで割ると香りが立ちながらも、
さっぱりとしたのみ口で、
ジンジャーエールで割ると、
ほんのりと甘味が感じられ、
切れが良いという、
何杯でも飲んでしまいそうな、
これからの季節にぴったりの飲み方ですね!

この特徴は、
主原料がぶどうと言うことが重要で、
ぶどう由来の優しさや糖分が、
ウィスキーとの大きな違いだと思います。

ちょっと敷居が高く感じてしまうブランデー、コニャックですが、
もうちょっと気軽に飲んでほしいお酒です。

食中に魚でも肉でも、
気軽に合わせて楽しいんで見たいお酒です!

いや~コニャックも奥が深いですね。。。

ヘネシーのお求めは↓↓↓
武蔵屋さん
河内屋さん
信濃屋さん
リカーズハセガワさん
ワインパーフェクト
成城石井

セミナー2本目「ロン・サカパ」

2本目は日本ラム協会による
ロン・サカパセミナー


まずはラムの歴史から。
インダストリアルとアグリコールの違い、
熟成によるバリエーション、
宗主国による味わいの違いと、
ラムが生まれるまでの歴史をお勉強。

さて、本題。。
先日グアテマラに行かれたという、
中山氏からのお話。

サカパのボトルに書かれている花は、
グアテマラの国花だそうで、
ボトルの胴に巻かれているペタテは、
古代マヤ文明の直径の末裔が住んでいると言われる、
3つの村で作られていて、
1本造るのに約20分ほどかかり、
1本当たり約40円の収入が得られるんだそうです。

酒名の「サカパ」とは、
1876年に創立された町で、
1976年に町の創立100周年を記念して造られたラムで、
酒名のセンテナリオがその表れだそうです。


ロン サカパ 23 40度 750ml


ロン サカパの特徴でもある、
ヴァージンシューガーケイン・ハニーと、
糖蜜のテイスティング。


低地の海岸沿いにあるサトウキビ畑から採れた原料を、
大きな7つの蒸留糖のうち、
ロン・サカパ専用の蒸留器のみを使い、
蒸留され、熟成は海抜2300mの高地にあるセラーで、
ソレラシステムを使って熟成されます。

このソレラシステムがロン・サカパの特徴で、
とても複雑なソレラが組まれています。

まずは内側を焦がしたアメリカンウィスキーの樽に3年間熟成され、
10年以上経過した古い樽とブレンヴァット、
その次に、再度内側を焦がしたアメリカンウィスキーの樽に1年、
また、10年以上経過した古い樽とブレンヴァット、
次にオロロソシェリーの樽に最低1年熟成し、
また、10年以上経過した古い樽とブレンヴァット、
次にペドロヒメネスの樽で最低1年熟成し、
またもや、10年以上経過した古い樽とブレンヴァットし、
ミネラル分を抜いた水を加え加水調整し、
ボトリングされるんだそうです。

XOは最後にコニャックを貯蔵していたフレンチオークの樽に貯蔵し、
仕上げられるそうです。


ロン サカパ XO 40度 750ml


15年向けはヨーロッパ専用で出荷されているそうですが、
マスターブレンダーのマレーナ女史の感と経験を頼りに、
通常の23、XOがそれぞれ違うラインで生産されているそうです。

なかなか内容の濃いセミナーで、
初心者向けと言うよりは、
ちょっとマニア向けでしたが、
面白いセミナーをありがとうラムジャパン!
今日はMHDさんのセミナー3本立て。

まずは「ヴーヴ・クリコ」のセミナーからスタートしました。


★ヴーヴ・クリコ イエローラベル 375ml★


醸造家のシリル・ブラン氏 自らがフランクに説明をしてくれています。

ヴーヴ・クリコは日本とのつながりも長く、
1867年8月10日に日本へ向けて始めて出荷されたそうです。

1877年にイエローラベルが商標登録される10年も前に、
日本にやって来ていたとは、
ちょっとビックリです。。

お酒の名前の「Veuve」とは「未亡人」と言う意味で、
「シャンパーニュの偉大な女性」と敬われた創始者を表した酒名だそうです。

そのクリコ未亡人が、
グランクリュとプルミエクリュのみの畑を計画的に購入し、
シャンパン・メーカーとしては異例の515hもの自社畑を所有しているのが、
ヴーヴ・クリコの高品質ワインにつながっていると言われています。

当然、ぶどうの収穫量も多くなってきますので、
リザーブワインとして保存し、
良い年のみヴィンテージワインとしてリリースされるそうです。

イエローラベルは、
ピノ・ノワール50~55%
シャルドネ28~30%
ピノ・ムニエ15~20%
これらを使用し、
リザーブワインの使用率は平均して1/3も使用しているそうで、
長い物だと10年も熟成されているものがブレンドされているそうです。

今、リリースされているイエローラベルには、
2006、04、02、00、1999と言う、
ヴィンテージの違ったリザーブワインがブレンドされ、
それはまるで料理の味付けに使う、
スパイスやトッピングのような使い方だと言うことです。

ぶどうは約70の畑から収穫された最良のぶどうのみを使用し、
平均で30ヶ月熟成されています。

ショ糖添加量は10g/リットルと言う、
ほんの少量となっているそうです。

食前酒としてシーフードなどと一緒にどうぞ!とのこと。

2つ目はロゼ
ブレンド比率はイエローラベルがベースになっていて、
ピノ・ノワールとピノ・ムニエがブレンドされているそうです。

こちらも平均熟成期間は30ヶ月あり、
シャンパーニュ地方産の赤ワイン用のぶどうがブレンドされていて、
ブレンド比率は12~15%だそうです。

3つ目はドゥミセック
ピノ・ノワール40~45%
シャルドネ20~25%
ピノ・ムニエ30~35%
リザーブワインのブレンド比率は平均20%だそうです。

使っているぶどう品種はイエローラベルとほぼ同じですが、
ブレンド比率が違い、
添加されるショ糖の量も、45g/リットルと、
ドゥミセックのほうが高くし、
シャンパンの甘い味わいを、
フルーツなどを使ったデザートと一緒に、
楽しんでもらうためのシャンパンだそうです。

こちらも平均の熟成期間は30ヶ月。

4本目は、ヴィンテージ2002
定番のアイテムとは違って、
良いワインが出来た時のみリリースするヴィンテージ。

ピノ・ノワール60%
シャルドネ33%
ピノ・ムニエ7%
と、ピノ・ムニエの使用量が少なくなっているのは、
熟成が早いので、あえて使用量を少なくしているそうです。

造り方は定番の物よりも、
ヴィンテージのほうがシンプルだそうです。

プルミエクリュ、グランクリュのみの17の畑のぶどうを使い、
平均熟成期間は6年と長くなっていて、
ショ糖の添加量は9g/リットルと少なく抑えられています。
と言うのは、熟成期間が長いため、
ショ糖を添加しなくても、
時間が解決してくれて、
良いワインの仕上がりとなるそうです。

5本目 ヴィンテージ・ロゼ・2004
そろそろ酔っ払ってきました。。

ぶどうの使用比率とショ糖の添加量は、
ヴィンテージ2002と同じで、
ブージィと言う村で採れたぶどうの赤ワインを15%と、
リザーブワインを平均1/32ブレンドしています。
使用しているぶづはヴィンテージと同じで、
17の畑の物のみを使用しています。
こちらも平均の熟成期間は6年となっています。

力強い味わいのシャンパンなので、
肉料理と合わせて是非楽しんでほしいとのことです。
特に神戸牛のたたきや、
鹿児島産の黒豚と合わせたりしても、
とても相性が良いとのことです。

最後の6つ目 ヴィンテージ・リッチ2002

ピノ・ノワール60%
シャルドネ33%
ピノ・ムニエ7%
こちらも17の畑のぶどうのみを使いブレンド、
平均の熟成期間も同じく6年で、
ショ糖の添加量は少し多く、
28g/リットルだそうです。

和食にも良く合い、
テンプラなどには最適だそうです。


質問の一つに2003年ヴィンテージの質問がありました。
やはり醸造家としても良くない年だそうで、
熟成しすぎた年だったそうです。
それよりも心配なのが、
今年の天候が、2003年と良く似ているそうで、
この夏の天候がとても気になると話していました。

朝から贅沢な・・
いや、有意義なセミナーでした。

続いて2つ目のセミナーへ。。


★ヴーヴ・クリコ イエローラベル 375ml★

2010年3月20日土曜日

LEVERAGE

週末はテキーラの輸入元「グローバル・コメルシオ」さん達と、
マイヤーズラム・プランターズパンチの輸入元「宏洋」さんと、
テキーラな夜を満喫してきました。

GCが輸入されている素晴らしく美味いテキーラ、
「テキーラス・デル・セニョール」の、
ブランコ、レポサド、アニェホ3種類を、
$銀幕の雫
5人で何杯飲んだんでしょ?!
楽しい話と、
新橋のメキシカンレストラン「ドン・ブランコ」さんの美味しい料理に、
テキーラが加わると、
時間の経つのも忘れて、
しっかりと飲みました。

本来の集まりの趣旨は、
GCさんが輸入されているテキーラを、
宏洋さんのお取引先であるパティシエさん達に使ってもらって、
何やらおいしいケーキが出来上がったとか!?
そのお披露目や、今後のケーキ&テキーラな展開を、
いかにスムーズに一般に受け入れてもらい、
広く知ってもらえるようにするにはどうすべきなのか?
と言う切り口の集まりだったんですが、
テキーラの魅力に負けてしまい、
この話はほとんど聞けませんでした。。

でも、何やら上手く行っているらしいので、
楽しみにしてます!

その後、男達は銀座の街に消えて行ったと言う事は、
内緒にしておきます。。


で、海外ドラマ、
FOXで「Leverage」が放送開始する様ですね~
$銀幕の雫
「レバレッジ ~詐欺師達の流儀」と、
日本らしい、だっさいサブタイトルが強引に付けられていますが、
以前ブログにも書きましたが、
ねずみ小僧や必殺シリーズの現代版の様で、
テンポも良くって1話完結もの。

見終わってすっきり爽快!なドラマなので、
オススメですよ~

タイトルの「Leverage」とは、
目的を達成する為の行動力や「てこの原理」と言う意味だそうです。

このドラマは、弱きを助け強きをくじく、
今最も求められているもの?のような感じがします。

テキーラの良さをもっと沢山の人に知ってもらいたいと言う事で、
私も、もうちょっと行動力を付けんとあかんなぁ。。

2010年3月16日火曜日

901

今日のテキーラは、
グラミー賞、エミー賞を合わせて6つも獲得している、
シンガー・ソング・ライターのジャスティン・ティンバーレイクが手がけた、
プレミアムテキーラ「901」のご紹介です。

紹介部は日本テキーラ協会の林さんより頂きました。

世界的ポップスター「ジャスティン・ティンバーレイク」のテキーラ

テキーラとハリウッドは密接な関係にあります。

ロバート・デニーロをはじめ、
クリント・イーストウッド、
ダン・エイクロイド、
パリス・ヒルトンらは「大」の付くテキーラ好きとして知られています。

音楽界からはプリンス、
サミーヘイガー、
オアシスのリアム・ギャラガー、
ジャスティン・ティンバーレイクらが
テキーラファンとして良く知られるところです。

日本でも人気のジャンティン・ティンバーレイクが、
テキーラ好きが高じて自ら作ったテキーラがこのテキーラ「901シルバー」。

ジャスティン自ら企画し、
味を決定し、命名そし、
ボトルやロゴのデザインまで手がけたと言われています。

またシルバーのみの生産というのも、
彼がいかにテキーラ好きかを表しています。

レモンやグレープフルーツを思わせる柑橘系の香り、
ボディはミディアムで良い甘みを感じます。

アフターテイストは非常に洒落たブーケの香り。

ジャスティンから女性への素敵な
メッセージのようにもとれるメロウなテキーラです。

生産はロスアルトスにある蒸留所で行われ、
このテキーラもロスアルトスならではの
スイートでメロウな性格を如実に現しています。

塩やライムはあえて使わずに、
ワイングラスに少量ストレートで注いで
飲むのもこのテキーラには良い飲み方です。


見た目もかっこよいこのテキーラは、
3月31日まで武蔵屋様で、
インデント予約を受付中です。

詳しくは武蔵屋様のテキーラ担当、
ゴンザレス・太田さんまでお問い合わせくださいね。

武蔵屋様のHPはこちら↓↓↓

★武蔵屋★



定番のテキーラはこちらで!
テキーラのお求めは ↓↓↓ こちらでどうぞ!

★河内屋さん★

★信濃屋さん★

★リカーズ・ハセガワさん★
★武蔵屋さん★
★リカーヴィラ・アイザワさん★
★ワインパーフェクト★

2010年3月15日月曜日

1800

テキーラの最も伝統的な味を守る50度のテキーラ

テキーラインデントの第2弾。
ご存知「1800」シリーズのシルバー100プルーフです。


テキーラは「リュウゼツラン景観とテキーラの伝統的産業施設群」として
2006年に世界遺産に登録されています。

昔から続くテキーラの伝統的な製法が
文化的な価値をも認められたことへの証です。

その主役的な存在で、
テキーラ最古の蒸留所がテキーラ村の中心に位置するクエルボ蒸留所です。

テキーラ1800は、
このクエルボ蒸留所の特別な生産ラインで造られています。

クエルボ蒸留所はドライで辛口のテキーラを造ることで知られ、
最も伝統的なオリジナルのテキーラの風味を今も残しています。

その風味が一番感じられるのがシルバー、
つまり樽熟成させていない透明なテキーラです。

そのシルバーの加水を最小限に抑え、
度数を一般的な40度でなく、
50度としたのがこの1800シルバー100Proofです。

このテキーラは、
伝統的テキーラの究極の一つと呼べるかもしれません。

ピリリとするハーバルな香りと図太いボディ、
燃えるように熱いテキーラです。

これぞテキーラ!
という刺激がありながらも100%アガベ特有の甘みと旨みも備えています。

このシルバー、
実は45日間だけアメリカン・オークの樽で寝かせてあり、
アフターフレーバーに若干の樽香が残るところが非常にドラマティック。

この熱いテキーラを冷やしたショットグラスで
飲むの楽しい飲み方です。

またはウォッカのように、
ボトルごと冷凍庫に入れてしまうのも贅沢な飲み方といえます。

ご注文とお問い合わせは、
武蔵屋様のゴンザレス・大田さんまでお願いします!


★武蔵屋様のページはこちら★
http://www.musashiya-net.co.jp/products/details3127.php



定番のテキーラはこちらで!
テキーラのお求めは ↓↓↓ こちらでどうぞ!

★河内屋さん★

★信濃屋さん★

★リカーズ・ハセガワさん★
★武蔵屋さん★
★リカーヴィラ・アイザワさん★
★ワインパーフェクト★

リニューアル

海外からの情報です。

マルティニーク産のラム「トロワリヴィエール」が、
デザインを一新しリニューアルするそうです。



商品構成は
TROIS RIVIERES BLANC
  50,55,62度
  700、1000ml

TROIS RIVIERES BLANC DORE
  40度 700ml

TROIS RIVIERES RHUM ABRE ELEVE SOUS BOIS
  40度 700ml

TROIS RIVIERES CUVEE DU MOULIN
  3年熟成 40度 700ml

TROIS RIVIERES VIEUX
  5年熟成 40度 700ml

TROIS RIVIERES VIEUX
  8年熟成 42度 700ml 木箱入り

TROIS RIVIERES LIMITED EDITION
  1999年ヴィンテージ 42度 700ml 箱入り

TROIS RIVIERES SINGLE CASK
  44.8度 700ml 箱入り

TROIS RIVIERES
  1953年ヴィンテージ 45度 700ml



価格は若干上がる程度ですが、
ほぼ据え置きと言う感じ。

キュベ・ド・ムーランが復活するのは嬉しい話ですね!


次回の輸入分より、この新しいラベルになると思いますので、
旧ラベルコレクターの方々は、
是非今のうちにコレクトしておいて下さいね~!


トロワリヴィエールのお求めは ↓↓↓ こちらでどうぞ!

★河内屋さん★

★信濃屋さん★

★リカーズ・ハセガワさん★
★武蔵屋さん★
★リカーヴィラ・アイザワさん★
★ワインパーフェクト★

2010年3月14日日曜日

消化

毎年2月の末か3月の初旬に行われる映画の祭典アカデミー賞
いつもは休みを取ってテレビにかじり付きで見てたり、
現地に行ったりしてましたが、
ここ数年は私の中で何かトーンダウンしてしまい、
ちょっと遅れて見てしまってます。
これも年なんかなぁ~と。。。

今年のアカデミー賞はニール・パトリック・ハリスが昨年に続き司会をし、
スティーブ・マーティンとアレック・ボールドウィンの二人がホストをつとめると言う豪華キャスト。
$銀幕の雫

ジェームス・キャメロンとキャスリン・ビグロー元夫妻の一騎打ちと言われながらも、
蓋を開けると元妻のハートロッカーの完全勝利。

主演俳優を紹介する時には、
ノミネートされている人の親友がそれぞれを紹介し、
笑いと感動がある、ハートウォーミング的な感じで、
人間味があって良かったですね。

ジェフ・ブリッジスの感情を出したスピーチはほんまに良かった!

毎年の事ながらアカデミー賞はさすがに別格なイベントで、
あれだけ沢山のスターが集まって、
悲喜こもごもありながら、見ていて楽しいイベントです。

ジョージ・クルーニーがジャック・ニコルソン的存在になりつつあり、
主演男優賞にノミネートされていた事もありますが、
話の落ちに使われる存在になっていて、
すっかり貫禄もついて頼もしい存在でした。

作品賞、監督賞を受賞した「ハートロッカー」
イラク戦争を舞台にした作品で、
主に爆弾処理を行う3人のチームをメインにスポットを当てた作品で、
ちょっと内容は違いますが、
ディカプリオの「ボディ・オブ・ライズ」や、
リドリー・スコット監督の「ブラック・ホーク・ダウン」に雰囲気が似た感じ。

見応えもたっぷりで、
今のアメリカの苦悩が詰まった内容が、
興行収入だけではなくって、
内容がアカデミー会員に受け入れられたんでしょうね。

短編アニメーションを受賞した「rogolama」
スピーチで触れていた「3000以上のスポンサーに感謝します」
たった16分程のほんとの短編ですが、
出て来るキャラクターや町並み全てが企業のロゴで構成されていて、
見ていて楽しい作品です。

ミシュランのあの人形が刑事役で、
マクドナルドのクラウンが犯人役と言う唐突な始まりから、
最後は宇宙にまで飛んで行ってしまう、
色々と意味深な内容で、
何回も見たくなるオススメの短編アニメ。

今の所ここで見る事が出来る様ですので、
気になった方はぜひ!
garage tv
http://www.garagetv.be/video-galerij/buzzing_bees/De_kortfilm_der_logo_s.aspx


アカデミー賞以外に消化した海外ドラマ
- LOST Final season
 ほんまにこのシーズンで全部が解決すんの?!
 なに~潜水艦はなに~!?と言う所で次回へ。。

- HEROESのシーズン4で終わりかと思ったら、
 まだ続く?!この先どこへ話を持って行くつもりやろ??

- Spartacus: Blood and Sand
 念願の嫁さんの再会!と思いきや。。。
 5人相手にしても打たれながらも完勝!のスパルタカス
 この先の目標はどこへ?!やっぱ復讐っすか?!

- FlashForward
 放送再開の10話目。
 日本でも放送が始まるみたいやけど、
 だいじょーぶか。。

- American Idol
 ベスト12になった物の、なんか この人!って言うのがまだ出てけぇへんなぁ。。
 無難にマイケル・リンチとディディ・ベナミの二人と、
 アイドルらしいアーロン・ケリー当りかなぁ?
 久しぶりに元気そうなダニー・ゴーキーが見れて嬉し!
 アルバムもカッコ良く聴けたけど、ジャンルはカントリー?!
 まぁスゥィフト効果で人気のカントリーなので応援してます!

- Chuck
 相変わらずのノリでGood!
 やっぱりサラ・ウォーカー LOVE

相変わらず通勤iphoneが大活躍して海外ドラマどっぷり中です。

2010年3月13日土曜日

3アミーゴ

テキーラセミナー前後編のアクセスが思った以上に?良かったので、
只今絶賛受付中!のテキーラインデントをご紹介して行きます。

日本に未入荷の6銘柄、16アイテムを、
順を追ってご紹介して行きますね。

商品の説明は、
日本テキーラ協会の林さんに執筆頂いた物です。

日本テキーラ協会はこちら
http://www.tequila.ac/

では、一つ目の銘柄。

3 Amigos

農薬や化学肥料を一切使わない完全オーガニックの極上テキーラ
$銀幕の雫
ファン・ゴンザレスさん。
テキーラ「トレス・アミーゴス」の生産者であり、
アガヴェ栽培の農園主でもある。
$銀幕の雫
フアンさんはアガヴェの有機栽培にこだわり続け、
テキーラでは2番目となる有機栽培認証を米国農務省と
イタリア・ビオアグリ双方から受けています。
ハイランドにあるフアンさんの広大な畑は見た目から大変美しく、
農薬は一切使用していません。
$銀幕の雫
その代わりに牧畜を兼業し牛をアガヴェ畑に放って自由にさせており、
牛は雑草をどんどん食べてくれるので草刈りの心配もなければ、
糞もいっぱいしてくれて肥料にもなります。

しかもアガヴェの葉は剣のように硬くとがっているために、
牛はアガヴェに近付きません。
$銀幕の雫
他の肥料としてはトウモロコシの芯を撒いているので、
畑の土はとうもろこしだらけになっています。

フアンさんは10代から25歳位まで日本人経営の農場で働いていました。
農場主は九州出身の方だったといいます。

その時に有機栽培の基本と大切さを叩きこまれ、
生活もとても楽しかったと楽しそうに話します。

トラックごと沢に落ちてしまい廃車にしても
最後には笑って済ませてくれるような農場主でしたが、
もう20年以上前にお亡くなりになったそうです。

しかし、この有機栽培の魂はしっかり受け継かがれて
テキーラ「トレス・アミーゴス」は造られています。

トレス・アミーゴスのブランコは、
フルーティーでハーバルな香り、
ボディはしなやかで細いながらも芯があり、
極上の純米大吟醸にも通じる綺麗さと爽やかさを感じることができます。

レポサドとアネホはバーボン樽を使用して静かに熟成されており、
その香りが華やかさを添えます。

農園にいらっしゃるご高齢ながら大変お元気なフアンさんのお母様が
「毎晩1ショットの3 Amigosは欠かしたことがないわ」とおっしゃると
「毎晩1ショットにしちゃあ減りが早いな」と
大笑いするフアンさんの明るさが味に反映されています。


いかがですか?!
飲んでみたい!と思いません?このテキーラ。

今回は4種類を輸入予定で居ます。

$銀幕の雫
オーガニック・ブランコ
オーガニック認証を得たこの蒸留所の新商品です。
味わいはとってもスムースで、
有機栽培のブルーアガベの味わいを存分に感じる事が出来るテキーラです。

ウルトラプレミアと呼んでも遜色の無い出来上がりに、
スムースな口当たりと、
深い味わいがしっかりと楽しめる、
素晴らしいテキーラとなっています。

$銀幕の雫
ブランコ
香り高いホワイトテキーラに仕上がっています。
2回蒸留であるテキーラならではのシャープな飲み口が印象的です。

$銀幕の雫
レポサド
樽をトーストせずに、ゆっくりと時間をかけてチャーし、
11ヶ月間熟成して出来上がったのが、
このレポサドです。
去年から頑張って広めている「レポロック」に最適の、
香りがありコクも存分に楽しめる、
オススメのレポサドです。

$銀幕の雫
アネホ
レポサドと同じくチャーしたホワイトオーク樽で2年間熟成されたアネホです。
香りが高く、まろやかな味わいが存分に楽しめる、
オススメのアネホです。

この3アミーゴのホームページには、
テキーラ101と言うページがあり、
アガベの育成からボトリングまでを、
解り易く説明してくれている動画も見れますので、
ぜひ見てみてくださいね!
$銀幕の雫
http://3amigostequila.com/html/casa.html


この3アミーゴのインデントの受付は、
3月末日まで受け付けて、
テーラの季節「夏」がやって来る前に入荷の予定です。

ご注文やお問い合わせは、
今回のインデントの窓口をしてくれている、
武蔵屋様のゴンザレス・太田さんまで、
お問い合わせくださいね。

武蔵屋様のお問い合わせはこちらのゴンザレス氏の画像をクリックくださいw
$銀幕の雫
http://www.musashiya-net.co.jp/

ゴンザレス・太田さんを指名でお願いしますね!
(写真はポルフィディオのマーティン・グラッスル氏とゴンザレス・太田氏)


定番のテキーラのお求めは ↓↓↓ こちらでどうぞ!

★河内屋さん★

★信濃屋さん★

★リカーズ・ハセガワさん★
★武蔵屋さん★
★リカーヴィラ・アイザワさん★
★ワインパーフェクト★

2010年3月12日金曜日

テキーラセミナー 後編

さて、テキーラセミナーまとめの2日目です。

前回に引き続き内容の濃いものとなっていますので、
じっくりとどうぞ。

■熟成
$銀幕の雫
テキーラで使用する樽に関しては、
それほど厳しい決まりが無いそうで、
沢山熟成できる大きなタンクから、
シェリーやウィスキーなどの樽も熟成に使われています。

ポルフィディオは主に200リットルの小さなたるを使用し、
たるの内側は、バーボンのように機械的に一気に焦がす「チャー」ではなく、
ゆっくりと時間をかけて手作業で焼く「トースト」を行います。

使用される樽の多くは、
アメリカミズーリ州のアメリカン・ホワイトオーク樽や、
リムーザン、ハンガリアン、ロシアの樽などだそうですが、
ポルフィディオは、アメリカ・オレゴン州の、
アメリカン・ホワイトオーク樽を主に使用しているそうです。

ポルフィディオは最長5年間熟成に使用した後、
インドの会社へ売却し、
インド産のウィスキーの熟成に使われているそうです。

熟成にかける時間は、
テキーラでは決められています。

ブランコ・シルバー:蒸留後に熟成をしないでボトリングした物
レポサド:オーク樽で最低60日間熟成した物
アネホ:オーク樽で最低1年間熟成させた物
エクストラアネホ:オーク樽で最低3年間熟成させた物

長期熟成のテキーラも最近出てきているようですが、
メキシコでは1年に約10%のスピリッツが、
「天使の分け前」として気化してしまいますので、
10年間で樽の中身は空になってしまうそうです。

ちなみにスコットランドでは、
年間に2~3%程度が「天使の分け前」だそうです。

ポルフィディオでは最長5年間、
樽で熟成し、5年以上の熟成の場合は、
ステンレスのタンクへ移し、
更に熟成させるそうです。


ウィスキーファンには、
テキーラは熟成期間が短いようにも感じますが、
メキシコの熱気により年間約10%もが気化してしまう事と、
シングルモルトの年間2~3%程度の気化との違いを比べると、
一年間の熟成度合いの違いがうかがえます。

また、原料のアガベの収穫までに、
8~10年もの歳月がかかると言う部分を考えると、
毎年、種を植えると収穫できる原料との違いにも、
仕上がりの原酒の違いも考えられます。

■ボトリング
$銀幕の雫
粗悪なスピリッツの場合は、
チャコールフィルターを使用することが多いそうです。

ろ過の際に樽のゴミ等と一緒に、
悪い香りまでも一緒に除去してくれるので、
好都合だと言う事。

ポルフィディオはペーパーフィルターを使用し、
スピリッツの香りを最大限に活かす手法を取っているそうです。

■テイスティング

良いテキーラとそうでない物の見分け方として、
12のポイントを紹介してもらいました。

1:セメントの味
 大きなセメントのタンクで貯蔵する場合が多くあり、
 タンクにひび等があった場合、セメントの味わいが、
 テキーラに移ってしまう事があるそうです。
 当然身体にもよくないので、
 セメント風味を感じたら、飲むことをやめましょう!

2:カビの味
 古い樽を使用している場合、
 樽の内側にカビが発生してしまう事もあるそうです。
 アメリカでは6年以上の樽を、
 使用してはいけないと言う決まりもありますが、
 中には安く輸出され、熟成に使ってしまうところもあるそうです。

3:凄く甘い味
 カラメル添加をし色を付けている場合もあるそうです。
 もちろん身体にも良くなく、頭痛がする事もあるとか。

4:バランスの悪い木の香り
 熟成を早く進めるために、
 樽の中にオークチップを入れ、
 ホースを入れて酸素を送り込み、
 熟成を促進する粗悪なスピリッツだそうです。

5:タンニンの味わい
 樽熟成が未熟だと判断した時に、
 タンニンのフレーバーのみを付け加えたりする粗悪品。。

6:苦い味
 テキーラの原料であるアガベは、
 通常8~10年間育てられますが、
 早く収穫してしまった場合、
 ジュースの糖分が不十分なため苦くなってしまうそうです。

7:鉄の様な味
 熟成し終えたスピリッツをタンクへ移し、
 ボトリングをする際に、
 タンクの中や、タンクを繋ぐパイプなどが腐食していたり、
 ステンレスを使用せずに、安い鉄を使っている時に出てしまう味だそうです。

8:プラスティックのような味
 プラスティックのタンクに、
 長期間貯蔵してしまった時に出てしまう味わいだそうです。

9:接着剤のような味
 醗酵過程に問題があり、
 セメダインのような香りが出てしまうんだそうです。

10:ピートのような味
 原料のアガベを焦がしてしまった時に感じる味わいだそうです。
 19世紀のメスカルは、わざとアガベを焦がして造られ、
 ピートのような味わいを持たせたとも言われています。

11:酸味
 りんご酸を添加しさっぱりとした味わいに造った粗悪品。。
 この香りのするテキーラは、飲むとお腹が痛くなるそうです。。

12:焦げた香り
 スピリッツを取り出す際、
 ヘッドとテールの含有量が多いと焦げた香りが強くなるそうです。

以上が良いテキーラとそうでないテキーラを見分ける方法だそうですが、
まずは飲まないと分からないと言う事です。。

ポルフィディオのオススメの飲み方として紹介してもらったのは、
シェーカーにポルフィディオとグランマニエ少々を入れシェイク。

その名もポルフィディオマティーニだそうですが、
なかなか美味しく戴けました。

テキーラの保存方法に関しては、
グラスに注いで飲む際に、
香りを立たせるために、
冷蔵庫に入れないで常温での保存が望ましいと話していました。

ちょっと長くなってしまい、
2回に分けてのお知らせでしたが、
テキーラのこだわりが少しでも伝わればと思います。



テキーラのお求めは ↓↓↓ こちらでどうぞ!

★河内屋さん★

★信濃屋さん★

★リカーズ・ハセガワさん★
★武蔵屋さん★
★リカーヴィラ・アイザワさん★
★ワインパーフェクト★

2010年3月10日水曜日

テキーラセミナー 前編

この所、続けてテキーラのセミナーに参加させていただきました。

ポルフィディオのオーナーや、
アメリカにテキーラを広めたと言う方のセミナーで、
かなりマニアックで、
お酒好きとしては興味をそそられるポイントも、
沢山ありましたので、
ちょっと長くなりそうなので、
2回に分けてお送りします。

まずはポルフィディオのオーナーの紹介を。
マーティン・グラッスル氏の実家は、
オーストリアでりんごのブランデーを造っていたそうで、
昔からお酒造りには近いところに居たそうです。
$銀幕の雫
スイスの大学で勉強した後、
アメリカ映画のジョン・ウェインに憧れて渡米。

酒類の販売をする企業に入社し、
スピリッツ担当になりメキシコへ新商品を探しに行ったのが、
テキーラと本格的に出会うきっかけになったんだそうです。

1991年にグラッスル氏のハンドルネームから取った名前、
「ポルフィディオ」を興し、
今まで培ってきた世界中の醸造、蒸留の技術を取り込み、
最高のテキーラを造り上げたんだそうです。
$銀幕の雫
そしてもう一人の講師、
アメリカ・サンフランシスコにある、
「トミーズ・メキシカン・レストラン」のオーナー、
フリオ・ベルメホ氏のセミナー内容を詰め込んで、
テキーラの製法を順に追いって行きましょう。

■原料
$銀幕の雫

お酒のアルコールと言う部分の原料となるのは、
原料自体に糖分を含むフルーツや、
でんぷん質の穀物ですが、
テキーラは、ブドウから出来るブランデーや、
サトウキビから出来るラム、りんごから出来るカルバドスなどの、
フルーツとは違い「加水分解」される原料の「アガベ」を使用しています。

原料となるアガベをポルフィディオでは、
ハリスコ州を中心に、
6つの州からアガベを集め、
試行錯誤の後、ハリスコ州のアガベのみを、
使用することに決めたんだそうです。

アガベのテロワールとしては、
地域性や地質よりも、
降雨量により、アガベの味わいに違いが出ると話していました。

また、原料のアガベは、
アガベ・テキラーナ・ウェーバー・アスール種のみが使用され、
収穫までに8~10年もの歳月がかかります。

■分解

加水分解には3通りあり、
一番メジャーなのが「加熱分解」ですが、
アガベの繊維質が破壊されてしまい、
メタノールが出てしまいますので、
身体にもあまり良くなく、
「テキーラはぶっ飛ぶ!」と言う
今までの悪いイメージの大量生産されているテキーラが、
この加熱分解されたジュースを原料に造られているそうです。

他に酸を使う分解方法もありますが、
ポルフィディオはもう一つの分解方法である、
「酵素分解」を用いて分解し、
メタノールが殆ど出来ない手法を取っています。

この手法はメキシコでもポルフィディオだけが利用している方法で、
あの口当たりの柔らかさや、
喉越しの滑らかさは原料の生成方法にあるといわれています。

また、使用される水に関しては、
自社で掘った井戸の水を利用し、
一度蒸留し、ミネラル分を除去し使用しているんだそうです。

■醗酵

日本酒で言うところの酵母を、
イーストを使用し醗酵させるそうです。

醗酵タンクの殆どは、温度管理や醗酵速度をあまり管理していないのだそうですが、
ポルフィディオは、もろみの温度管理を行い、
通常2日程度の醗酵期間の所を、
1週間程度かけて行うそうです。

醗酵時間を遅らせるということで、
香り高いテキーラが出来上がるのだそうす。

■蒸留
$銀幕の雫
通常のテキーラは大型のポットスティルで、
蒸留器に入れたジュースを100度で2回蒸留され、
55度で抽出するのが定番となっているそうです。

ポルフィディオは蒸留器にもこだわり、
ドイツで開発されたフィルターのような触媒が、
ネックの部分に付いた蒸留器を使用し、
100度にせず、ジュースを沸騰させないように蒸留しているため、
柔らかい味わいのスピリッツが蒸留できるそうです。

蒸留されてきたスピリッツは、
最初に出てくる部分を「ヘッド」
最後を「テール」と呼び、
香りや味わいが強く、
バランスが悪いスピリッツとされています。
(焼酎ではヘッドの部分を取り「ハナタレ」としてボトリングされていました)

真ん中の部分が一番美味しいスピリッツなんですが、
ポルフィディオではヘッドとテールを15%ずつ使用せず、
真ん中の70%のスピリッツみを使用し、
熟成へと使用されます。

通常はヘッドとテールを合わせて5~10%ほど捨て、
残りを殆どスピリッツとして使用しているそうです。

ちなみに使用しない部分のスピリッツは、
洗剤の会社に販売し再利用されているそうです。
セメントのタンクに、暫くの間入れておくと、
タンクが解けてしまう程、強い力を持っているんだとか。。


次が熟成となりますが、
本日はここまで。