マネージャーズチョイスのテイスティングノートが上がりました。
テイスティングコメントと独自の「SGP」ポイントで
評価している所が信頼性があって、
私も輸入の参考にさせていただいています。
「SGP」ポイントとは9ポイントを上限に、
3つの要素を表現しています。
S for the Sweet/Fruity scale (honey, fruits, candy, raisins, vanilla, flowers...)
甘い/フルーティ
G for the Grainy/Grassy scale (porridge, yeast, grass, malt, wax, beer...)
滑らかさ/草のような
P for the Phenolic/Smoky scale (farm, peat, sea, tar, spices, liquorice, meat...)
フェノール香/スモーキー
と言う要素をポイント化しています。
評価をしている人達は、
フランスのSerge Valentinと、
オランダのJohannes van den Heuvelを筆頭に、
ご存知デイブ・ブルームさんや、
先日来日してくれたルカ・チチゾラさんを含む、
20数人のテイスティング結果となっています。
そんな彼らがテイスティングした、
ディアジオの気合の入ったモルトシリーズ、
マネージャーズチョイスは果たしてどんな評価を得たのでしょうか。
今日はオーバンから。
Oban 2000/2009 'Managers' Choice'
(58.7%, OB, cask #1186, 534 bottles)
ヨーロピアンオークの樽で熟成されたモルト。
Colour:
金色
Nose:
パンチがありシャープな感じ。最初に感じる香りは、草のようで新鮮な胡桃があるが、暫くするとフルーティーで、新鮮なイチゴや、サングリアのような香りが入り混じり、加えて胡桃やオレンジのような香りもあり、海岸線の潮の香りがバックグラウンドに隠れていて、控えめなエスプレッソやマジパン、古い皮革と、潰したトロピカルフルーツのような香りが感じられる、とても上品でセクシーな3段階に香りが感じられるところも興味深い。With water:まず一番最初に感じられる味わいは、とてもピーティーでパインやレーズン、スモークした皮革、コーヒー等の味わいが感じられます。最後にドライフルーツの味わいがある。
Mouth (neat):
リッチでクリーミー、ピリッとした感じや、パワフルでスモーキーな味わいが何度飲んでも均一に感じられる。シェリーは少しうるさいようにも感じるが、葡萄由来の味わいが美しく、ミントチョコレートのような味わいや、オレンジやスモークド・ティーの味わいが、数秒後にバランスよく感じられます。
With water:
完璧な味わい。少し塩味を感じるが、バターキャラメルや、ミルクチョコレート、胡椒と、レモンのような酸味が熟成しすぎる前にボトリングされた、絶妙のタイミングだと証明するに値する。
Finish:
とても長く、クリーミーで豊かな味わい。チョコレートやリキュールのよう。
Comments:
9年熟成と言う若いオーバンだと考えると、少々高いように感じるが、口に含んだ時の膨らみは、素晴らしいの一言に尽きる。16年と19年熟成のマネージャーズ・ドラムの方が、高品質で妥当な価格だと思われるが、急ぎの仕事で造ったモルトではなく、
しっかりとしたコンセプトの元で選ばれた、素晴らしいモルトだ。
SGP:663 - 91 points.
「SGP」ポイントの見方。
S for the Sweet/Fruity scale (honey, fruits, candy, raisins, vanilla, flowers...) = 6
G for the Grainy/Grassy scale (porridge, yeast, grass, malt, wax, beer...) = 6
P for the Phenolic/Smoky scale (farm, peat, sea, tar, spices, liquorice, meat...) = 3
と言うポイントで、
甘さ、滑らかさは中庸で、
香りは抑え目と言う感じのモルトのようです。
ですが、総合評価は91ポイントなので、
かなりの高得点をマークしていますね。
でも、このテイスティングによって534本のみのボトリングのうち、
1本は確実に封が開いたと言う事ですよね。
飲んでみたい。。。
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ワインパーフェクト
★オーバン 14年 43度 700ml★
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