銀幕の雫: テンペスト

2009年10月19日月曜日

テンペスト

ボウモアの新商品は10年熟成。
名前は「Tempest

暴風雨とか大嵐と言う意味です。

ウィスキーファンにテイスティングノートが上がりましたので、
ご紹介します。

Bowmore 10 yo 'Tempest'
(56.3%, OB, first fill bourbon, Batch #1, 2009)


Colour:
金色

Nose:
パンチがありクリーンでチップス(クリスピー)のよう、
ピーティーで、海岸のようなニュアンスがあり、
ミネラル感があり、ほんの少しレモンのニュアンスがある。
アグレッシブさや花のようなニュアンスは感じられない。

With water:
面白いモルト。
水を加えると急にアグレッシブになり、
アイレイを代表する香りのヨード香が前面に出てくる。
これが商品名のTempestと言う由来かと思わせられる。
暫くすると落ち着いてきて、
更にアイレイらしさを見つけることが出来る。
樟脳やプーアール茶のような香りが心地よい。

Mouth (neat):
ピートやレモン、胡椒、ヨード等の味わいがバランスよく組み合わされ、
素晴らしい味わいが感じられる。
一緒にスパイスやオーク樽由来の味わいが、
バックグラウンドのあり、ナッツやシナモン、ジンジャーのような味わいが楽しい、
とてもバランスの取れたモルトだと言える。
まずは加水せずに、カスクストレングスで楽しんで欲しい!

With water:
水を加えるとハーブやパイン、レーズンのような味わいが秀逸で、
新しい樽のニュアンスが上手く表現され、
ジンジャーとナツメグのようなニュアンスが少し気になるかもしれないが、
他に悪い所が見つけにくい素晴らしい仕上がり。

Finish:
長くクリーンな完璧なバランスが取れた秀逸なモルト。
とてもフレッシュで、少し時間を置くとほんのりと甘く、
マーマレードのような甘さを感じる事が出来る。

Comments:
この素晴らしい蒸留所は、既に沢山のボトルをリリースし、
沢山のボトラーからボトリングされ、
しかも若い10年のボウモアも市場にはあるが、
敢えてリリースしたこの新商品が、
他のボトルと比べて少し甘いと言うところが、
Tempestの名前を冠した理由の一つでもある甘さを表現したかったのかもしれない。

SGP:457 - 88 points.


10年熟成でこの高得点。
香りの印象が強そうですが、
一番気になる価格。

約40UKPとの事なので、
最初のリリース2000csのうち、
日本に入って来ると店頭で12,000円を切るぐらいかな?
ちょっと高いけど、最近は樽を外へあまり出さなくなったと、
wilson&morganのロッシも話していましたので、
 (抜け道はいくらでもあるけどねと笑っていましたが。。)
コレクターには手に入れておきたい一本になるかもしれないですね。

取り敢えずはサントリーさんの発表を楽しみに待ちましょう。

と言いつつ並行探してみます。。。

成城石井
【成城石井限定】ボウモア シングルセレクト 700ML
https://www.seijoishii.com/d/46636


★ワインパーフェクトのボウモア★

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