
キューバのラムは独特の生産管理方法があり、
なかなか私も理解できませんでした。
政府が管轄している「ハバナクラブ」は、
キューバで生産し、フランスのペルノリカール社へ納品されています。
政府以外には4つの公団(省庁)がブランドを管理しています。
EBRと言う省庁が、
「アレーチャ」

http://ow.ly/QWz4
「バリアイ」

http://ow.ly/QWBL
(昔カリビアンクラブと言う名前で日本で有名でしたが改名)
レジェンダリオと言う名前でも、
一時期輸入されていましたが、
現在はスペイン向けのみ。
(中身は中身はバリアイとほぼ同じだとか)
クーバ・ロンSAと言う省庁が
「サンチャゴ・デ・クーバ」

http://ow.ly/QWA9
「クバイ」

http://ow.ly/QWBh
の2銘柄を管理し、
CIMEXと言う旅行関係の省庁が
「カネイ」

http://ow.ly/QWAJ
「ビヒア」
ビヒアは武蔵屋様の専属販売銘柄ですのでこちらをご参照ください。↓↓↓
http://musashiya.usukeba.com/e61667.html
と言う2銘柄を管理。
テクノアズーカルと言う砂糖工業省が、
「ムラータ」

http://ow.ly/QWzB
「サンテロ」

http://ow.ly/ReIW
の2銘柄を管理。
と言う感じで、それぞれの省庁が
2銘柄ずつ管理する事によって、
バランスが取られています。
全部で9銘柄がキューバの主なラムの銘柄になりますが、
その他の銘柄に関しては、
各国向けのPBであったり、
昔使われていた名前であったりなどと、
色々な理由で、様々なブランドが存在するのが現状です。
バランスが取られていると言っても、
政府が管轄するハバナクラブの輸出量が一番大きく、
その次がバカルディでしたが、
海外へ離脱してしまったため、
それ以前に離脱していたマツサレムのマイスターと、
バカルディの近代的な施設を使って
サンチャゴ・デ・クーバが生み出されたそうです。
サンチャゴの味わいは、
マツサレムのコクと深み、
バカルディのライトさを受け継いで、
更に高級路線を狙い、
主にEU諸国へ輸出されています。
現在はハバナクラブに次ぐ輸出量にまで育ってきているそうです。
キューバの国としては、
もっとサンチャゴを押したい所ですが、
他の省庁(公団)とのバランスを取らなければなりませんので、
他の銘柄に関してもリニューアルや
設備の強化を随時行っていると言っていました。
それぞれの公団で味わいの特徴はありますが、
キューバと言う国の中で採れるサトウキビは
テクノアズーカル(砂糖工業省)が一括管理し、
クーバロンSAが中心になりサトウキビの搾汁、
醗酵、蒸留を管理していますので、
それぞれの公団が熟成に力を入れ、
味わいの違いを表現しているそうです。
キューバらしいラムと言えば、
1回蒸留のアグアールディエンテや、
アネホにプラムなどを漬け込み極甘口に仕上げた
ドゥルセが特徴的。
暑い国で飲む陽気なお酒は
国民全員に平等に分けられていますが、
配給用のラムは紙パック等に詰められている物もあるとか。
蒸留を行える施設も国内に数箇所あり、
蒸留する銘柄もバラバラだとか。
ここでもバランスを取るために、
全国の蒸留器がまんべんなく稼動するようにと
クーバロンが調整をしているそうです。
(なので、輸入をする度に味わいのバラつきがあるのはこのためかと)
2009年はキューバ革命50周年と言う記念すべき年でありました。
2010年も引き続きキューバのラムをよろしくお願いします!
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