銀幕の雫: クライネリッシュ

2010年4月22日木曜日

クライネリッシュ

フィニッシュする樽で本来のモルトの味わいを引き上げる物もあれば、
落ち着かせる物もあるようです。

シェリー樽での熟成や、
フィニッシュが全盛でしたが、
シェリー自体の生産・販売量が、
一大消費地であったイギリスのシェリー離れの影響も大きく、
モルトを熟成させる用の樽が不足ぎみになったこともあり、
ここ最近では様々な樽でのフィニッシュが出てきています。

ホワイトオークと呼ばれる樽は、
その殆どがバーボン樽で、
コニャックやワインなども最近見られるようになって来ました。

ウィルソン&モーガンでは、
イタリアのボトラーと言う特徴と、
昔から彼らが使っていた生産者を指定した、
マルサラの樽を使って熟成させています。

このマルサラフィニッシュは、
ウィルソン&モーガンだけのオリジナルじゃないでしょうか?!

本日はマルサラフィニッシュを2種類ご紹介します。


★【16%OFF】 ウィルソン&モーガン クライヌリッシュ 1996 マルサラカスクマチュアド 60度 700ml★

マルサラ樽でのフィニッシュ
蒸留:1996年
ボトリング:2008年


他の樽でも成功した実績のあるマルサラフィニッシュです。
伝統のあるスコットランドのクラフトマンシップと、
陽気なイタリアのフレーバーが上手くマッチしたボトルです。

香りはマスタードや蜂蜜、甘くスパイシーな個性があり、
研ぎ澄まされたクライネリッシュの、
完璧なナッツのような香りは、
しっかりと残っています。

レーズンやシロップなどの特徴を持つ、
マルサラの影響を受けた香りが特徴的です。

この偉大なモルトに甘さと複雑さを加えた、
コニッサーも満足の行く味わいがあります。



★【25%OFF】 ウィルソン&モーガン マッカラン 1998 マルサラフィニッシュ 46度 700ml★


蒸留:1998年
ボトリング:2008年
熟成:マルサラカスク

イタリアを代表するマルサラの樽を使い、
熟成させたウィルソン&モーガンの新しい提案のモルトです。

今までにクライネリッシュやアベラワーなどをリリースし、
世界各国で好評を得てきているシリーズです。

今回は10年熟成のマッカランを、
このマルサラフィニッシュでリリースし、
その実力を更に知らしめる事になりました。

スペイサイドのマッカラン特有とも言える、
骨太で香りが豊かな
マッカランを、敢えてマルサラカスクでマリッジングし、
その特徴を更に引き立たせています。

マルサラカスクでフィニッシュする事により、ナッツのような
フレーバーの代わりに、
豊かな洋梨や蜜蝋やミントのようなニュアンスが、
強く感じられるようになりました。

比較的若いこのマッカランは、
まだまだこれからが楽しみではありますが、
現状でも十分にマッカランの風格を持ち、
ドライな口当たりながらも、
口に含んだ際の温かみなどが感じられる、
一味違った素晴らしいマッカランに仕上がっています。

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