銀幕の雫: 祭りの後

2010年2月22日月曜日

祭りの後

昨日のウィスキーマガジンライブへお越し頂いた方々、
お疲れ様でした。

弊社のブースへ来られた沢山の方々、
ホントにありがとうございました!

10周年記念のイベントに初参加させていただいて、
色々と勉強になったり、
ありがたいお言葉を沢山頂いたり、
スコットランドのおじさんには私のアメリカンな英語が全く通じなかったり、
何を話してるのか、半分以上理解できなかったり。。。
メインのウィルソン&モーガンや、
オリジナルブッカーズ、オリジナルボウモアの評判の高さを実感したりしながら、
もっと露出をして認知度を上げないとなぁ~と反省面のほうが多かったです。

「参考出品」させていただいた4種類のラムが、かなり好評で、
会場の隅っこにあった私たちのブースは、
会場をぐるりと一周されて来て、
ウィスキーをしこたま飲まれた方たちが、
ラムを飲まれて癒されている絵を多く見かけ、
ウィスキーマガジンライブで、
ラムの底力を実感したイベントでもありました。

弊社のブースはイタリアのボトラー「ウィルソン&モーガン」がメインでしたので、
イタリアの国旗をイメージした3色でディスプレイしてみました。

ウォルターが直前に送ってくれたミロナリオの巨大ポスターがとっても目立ってます。
(他社様からは「ラムってダメだよね~」とブツブツ言われましたが。。。)

試飲していただいたのは13アイテム。

■成城石井オリジナルブッカーズ

7代目マスターディスティラーのフレッド・ノオ氏が、
成城石井のためだけに、10 本の樽を厳選し、
62.5 度のストレートカットでボトリングしました。
ボトルデザインもフレッド・ノオ氏の意向で新しく造り直され、
一味違うオリジナル・ブッカーズとして誕生。
木箱もブッカーズの樽を思わせる、焼印を施したもの。
コニャックを思わせる芳醇な香り。
リッチでパンチのある味わい。
上級のバーボンのすべてが詰まった逸品です。

※10樽を5樽ずつに分け、2種類3アイテムを造りました。
 試飲していただいたのは62.5度のバッチ1のみで、
 残りの2種類のバッチ2、バッチ3は61度での仕上がりとなっています。

■ボウモア シングルセレクト

シングルモルトの中でも、
世界で最も人気の高い蒸留所にあげられる「ボウモア蒸留所」。
その「ボウモア」から、
成城石井限定輸入のオリジナル商品が新登場することになりました!
通常10 年~ 18 年樽で熟成されるところ、
あえて8 年で樽から出す事により、
樽の風味だけでなく、
より一層ウィスキーの持つキャラクターを引き立たせました。
完全数量限定の貴重な1本です。

※以前イタリア市場向けにリリースされていた、
 シングルセレクトを復活させた物で、
 バーボン樽100%でのボトリングです。

■ウィルソン&モーガン カリラ 1990 リフィルシェリー

蒸留:1990 年/ ボトリング:2002年
しっかりと熟成したカリラです。
ピートが甘さとスパイシーさを上手く融合させ、
シナモンや胡椒、オーク樽由来のタンニンなどの良い部分を引き出し、
とてもスムースで、従来のカリラと比べ幅の広い
奥行きの深い素晴らしい仕上がりとなっています。
ミントやオーク、ラムのような香りを感じさせ、
さらに胡椒のような刺激の強いフィニッシュが楽しめます。

※会場で配布されていたウィスキーマガジンの最新号に、
 目白の田中屋さんが紹介されていました。
 栗林さんチョイスのオススメモルト3アイテムの中に、
 ウィルソン&モーガンのカリラが入っていたのには感激しました!
 栗林さん感謝!
 82Pに掲載されている本文から~
 「ボトラーズの中でもウィルソン&モーガンは取り扱いが多いですね。価格も然り味もハズレが少ないから安心して飲めます。このカリラは80年代のカリラの中では一番にお薦めできます。」
 残念ながら80年代蒸留分のカリラは完売してしまいましたが、
 田中屋さんでお求めになられるか、
 その他のエイジングを是非お試しください!
 ※ウィルソン&モーガンはカリラ蒸留所から直接樽を買い付けていますので、
  その品質の高さに自信を持っています。

■ウィルソン&モーガン クライヌリッシュ1996 マルサラカスクマチュアド

蒸留:1996 年/ ボトリング:2008 年
他の樽でも成功した実績のあるマルサラフィニッシュです。
伝統のあるスコットランドのクラフトマンシップと、
陽気なイタリアのフレーバーが上手くマッチしたボトルです。
香りはマスタードや蜂蜜、
甘くスパイシーな個性があり、
研ぎ澄まされたクライネリッシュの、
完璧なナッツのような香りは、しっかりと残っています。
レーズンやシロップなどの特徴を持つ、
マルサラの影響を受けた香りが特徴的です。

※今回の試飲アイテムの中で一番人気だったのがこのクライネリッシュでした。
 マルサラフィニッシュ?!と疑いながらテイスティングされると、
 おぉっと喜びの声をあげられた方も多かったように感じています。

■ウィルソン&モーガン シェリーカスク シングルハイランドモルト

蒸留:2001 年/ ボトリング:2008 年
蒸留所名を明かさずに、
リーズナブルな価格でボトリングされた、
ウィルソン&モーガンの新提案モルト。
気軽に食事と合わせて飲んでもらいたいとの気持ちから、
シェリー樽でマリッジングし、
まろやかな甘さを持たせた、
モルト入門者や女性にも人気の一本です。
少し水を加えたり、ソーダで割ると、
それまではあまり感じられなかった、
シェリー樽由来の甘い香りが立ち、
口に含んだ時の優しさも増します。

※やっぱり「どこの蒸留所?」と言う質問が多かったですね。
 ウォルターからは絶対に明かしちゃダメだよ!と言われつつも、
 ハイランドと言いながら、もっと大きい地域の名前を持つ蒸留所だよ
 と言っていました。と言うとどこの蒸留所だか分かります?!

■ウィルソン&モーガン ハウスモルト シングルアイラ

蒸留:1999 年/ ボトリング:2009 年
2009 年ボトリングのウィルソン& モーガンのハウスモルトは、
アイレイ島のフレーバーに満ち溢れたモルトに仕上がりました。
今までのボトルと比べてもピートの香りが生きていて、
柔らかで円熟味がある角の取れた味わいが特徴です。
暖かな金色をした液体からは、
スモーキーさと薬品のようなキャラクターが感じられ、
砂糖に漬けたオレンジやリコリスの味わいが楽しめます。

※こちらもやはり蒸留所の名前が気になっていたようです。
 ウォルターからは「Lで始まってGで終わる名前の蒸留所だよ」と教えてもらいましたが、
 テイスティングされた方は「なるほどね!」と、
 納得いただいていた様子でした。

■ウィルソン& モーガン ブラドノック ラムフィニッシュ18 年

蒸留:1990 年/ ボトリング:2008 年
とても上品で香りの高いモルトです。
ローランドの良さを残す数少ない蒸留所です。
長期間熟成された結果、
とても珍しいモルトに仕上げる事ができました。
自然の甘さや華やかな香りを持ち、
口当たりがとてもソフトで、
カリブ海のラムの樽でマリッジングさせた事により、
さらに完璧とも言えるマリッジングが完成し、
フルーツのような爽やかな味わいと、温かみ、
太陽のようなアロマが吹き込まれ、
柔らかな風味を兼ね備えています。

※以前のブログにも書かせていただいていましたが、
 某有名なラムの樽でフィニッシュをした、
 香り高くコクのある人気のボトルでした。

■ウィルソン&モーガン ブルイクラディ 1993 エクストラストレングス

蒸留:1993 年/ ボトリング:2004 年
明るい金色した液体から、
レモングラスの様な爽やかな香と一緒に、
かすかにヨード香がある上品な香が、
グラスから立ち上がります。
口に含むと勢いよく広がり、甘さ、強さが旨くマッチして、
柑橘系を思わせる味・香と一緒に、
ほのかに甘さも感じさせてくれる、
複雑な味わいは、さすがの一言!

※アイラファンはまずこのボトルから試飲されていた方が多かったようです。

■ウィルソン&モーガン ボウモア エクストラ・ストレングス

蒸留:1997 年/ ボトリング:2007 年
ボウモアの強烈な味わいを再発見できるボトルです。
オフィシャルボトルでは感じられない、
クリアーな味わいと、シェリー樽由来のほんのりとした風味、
それと強調すべきは花のようなアロマが感じられます。
麦芽本来のクリーンな部分とフルーツの風味、
特に洋梨の香りが際立って感じられ、
ピートの香りが混ざり、ボウモア特有の複雑さを表現しています。
加水される前のフレッシュで、
アイレイのボウモアらしい味わいが楽しめる逸品に仕上がっています。

※他の蒸留年のボウモアは在庫ありますか?
 と、マニアックな質問もありましたが、
 アルコールの調整が上手いね!とお褒めのお言葉をいただけたのは嬉しかったです。

■ウィルソン&モーガン マッカラン 1998 マルサラフィニッシュ

蒸留:1998 年/ ボトリング:2008 年
イタリアを代表するマルサラの樽を使い、
熟成させたウィルソン&モーガンの新しい提案のモルト。
今回は10 年熟成のマッカランを、
このマルサラフィニッシュでリリースし、
その実力を更に知らしめる事になりました。
スペイサイドのマッカラン特有とも言える、
骨太で香りが豊かなマッカランを、
敢えてマルサラカスクでマリッジングし、
その特徴を更に引き立たせています。

※何かオススメを一つ。と言われた際に、
 必ずこのボトルを試飲してもらっていましたが、
 かなりの好反応をいただけて、
 もう一つのマルサラフィニッシュの、
 クライネリッシュと熱心に飲み比べをされておられる姿が多かったです。

■ミロナリオ・ソレラ・15 年 レゼルヴ・エスペシアル

金賞受賞の実力派!!
ちなみにラテン語名は「Cyclanthaceae」。
ともあり、一見なにかのモノマネ商品のような見た目で、
疑いたくなるラムですが、味は本物。
「インターナショナル・ラムフェスティバル(International Rum Festival 2008)」において
★金賞受賞★
したことで証明されました。
カカオ、バニラのようなゆったりとした甘みと
滑らかな口当たりなので、
優しい甘口のラムがお好みの方に特にお勧めです。
ボトルが藁のようなものに包まれています。
この藁のようなものは「和名:パナマソウ」と呼ばれる
コロンビア原産の椰子のような葉をつける植物です。
パナマソウの名前の由来は、
パナマ帽を作る原料になるということから付いた名前だそうです。

※巨大ポスターを見つけて、
 「何これ?」「ラムです」「じゃぁ飲ませて!」と言う会話が多かったボトルですが、
 ウィスキーばかりを飲まれてこられた方たちに、
 この甘いラムは癒し効果があった様で、
 一緒にマール風味のトリュフチョコレートを食べて頂きながら、
 すっかりこのラムにはまっている方が多かったです。

■ラムネイション マルティニーク 12 年 アニヴァーサリー・デカンター

ラムネイション発売10 周年を記念してリリースされた限定品!!
木の様な軽い香り、花やジャムのようなニュアンスと一緒に、
アルコールの香りが上品に漂います。
唇にフルーツ、特にアプリコットやレーズン、
そして花のような完璧なバランスと、
ハーモニーが鼻腔と口の中を満たします。
フルボディ、とても温かく長い余韻があり、
最後まで素晴らしい味わいが残ります。
このラムは古いアグリコールのキャラクターを、
全て知り尽くしたような味わいで、
サトウキビとバニラが瞑想的な香りを醸し出し、
食後にゆっくりとお酒を楽しみたい方や、
食事の味わいの良い部分を残しながら熟成されたラムの
デリケートな良い部分を上手く堪能させてくれるラムです。

※この商品の到着は3月下旬頃なので、
 試飲サンプルがボトル半分くらいしかありませんでした。
 えらく気に入ってくれたお客様が、
 空き瓶を大事に持って帰って頂けたので、
 夕方以降に来られた方は現物を見ていないかもしれませんが、
 12年熟成のまろやかなラムに驚かれていた方も多かったです。

■ラムネイション グアテマラ23 年

濃い琥珀色。マホガニーのよう。
深い香り。サトウキビジュースやスペイン産のブランデーのような香りがある。
他のラムに比べて複雑さはダントツの一番で、
まるでとても古いソレラシステムのシェリーのよう。
甘く複雑で円熟味があり、まだ熟成しそうな味わい。
連続したと言うか周期的に糖蜜のような甘さと
キャラメルのような味わいが感じられ、
最後にスパイシーで樽由来の木のような味わいが
とても長く楽しめる。とても長く、
女性も喜びそうな甘さが存分に楽しめます。
とても長期間熟成された尊敬すべきラム。
数々の受賞暦を誇るグァテマラのラムで、
最初から最後まで印象がとても良い。

※グアテマラ23年と言えば、かの有名なあのラムです。
 2007年ボトリングなので、少し前の藁で巻かれていた時代のボトルの中身が詰まっています。
 そろそろ在庫が少ないので、追加でオーダーしたところ、
 今の原酒は良くないし、
 塩味のインパクトが強いので、
 美味しい原酒が出てくるまでボトリングしたくない!と、
 ウォルターとファビオのロッシ兄弟のこだわりが見えました。
 会場でも人気で2本以上試飲ボトルが空きました。


と言う感じの試飲会でした。

しかし一番嬉しかった&驚いたのは、
ブログやtwitterの威力。

河内屋さんはUstreamで実況生中継しながら、
twitterでタグ入りでつぶやくとグラスをプレゼントしてたり、
弊社のブースへtwitter見てますよ~とか、
ブログ読んでますなど、嬉しい言葉をもらったりして、
最後はブロガー&twitter軍団で酔っ払い記念撮影までしたりして、
すっかりオフ会状態でした。

ブースに立ってると前を沢山の人達が通り過ぎていくので、
皆さんとじっくりとお話出来ずで申し訳ないなぁと思ってました。

また何かの機会にお酒&ブログ+twitterでイベントしたいですね!

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