銀幕の雫: 2月 2007

2007年2月22日木曜日

ホリデイ

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またもや試写会に行ってきました。

ナンシー・マイヤーズ監督の「ホリデイ

この監督さんの名前は聞いた事があるような無いような。。。
と思ってたら「結婚適齢期」「ハート・オブ・ウーマン」の監督さんでした。

キャメロン・ディアス、ケイト・ウィンスレット、ジュード・ロウ、ジャック・ブラック
豪華スターがそろった話題作。
ほんわかとゆるいタッチながら
それぞれのキャラクターの良い所をうまいこと引き出してた感じですが

ケイト・ウィンスレットはタイタニックの面影もなく
すっかりおばさんキャラになってて、

ジャック・ブラックの意味深で、あまり意味の無いにやけ顔が
「キングコング」とダブってしまい
「スクール・オブ・ロック」のやんちゃぶりの方が似合いそうながら
ビデオ屋でのシーンのみ本領を発揮していたような

個人的に苦手なジュード・ロウが味出してました!
地元ロンドンに戻ってやり易かったのか?
いい人の役の方がこの人には合ってるんやろうなぁ

で、キャメロンさん
某携帯のCMとこのドラマの演技の差はどこに?
かわいいキャラなので、嫌いじゃないけど
「イン・ハー・シューズ」の演技はめっちゃ良かったのに
今回はがっかり。。。

映画の予告編製作会社経営者、文学書の編集者、新聞コラムのライター
映画音楽のコンポーザー、映画の脚本家と
登場人物の職業が現実離れしすぎやったところがどうも感情移入しにくいけど
大物スターが意外なところでカメオ出演してたのにはびっくり!

でもまぁ、登場人物がこの4人と
その他もろもろを含めても10人以内と少なくて分かり易く
一応ハッピーエンドなドラマなので☆☆☆☆って所かな

ジュード・ロウとキャメロン・ディアスが
初めて会った時に飲むお酒がブランデー。
銘柄は出ませんでしたが、手に持っていたボトルは
デラマン・ヴェスパ・ペール&ドライ
おぉマニアック!
ナイトキャップに飲むには最適ですっ

試写会の応募はココがお勧め↓
BIGLOBEシネマスクランブル

イン・ハー・シューズ
20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン

2007年2月12日月曜日

16ブロック

c0bda2e0.jpg「スーパーマン」「オーメン」「リーサル・ウェポン」シリーズで
娯楽大作の名匠やけどこの所じみぃ~な作品が多い
リチャード・ドナー監督の最新作「16ブロック

ブルース・ウィリスが老け役で
相変わらずダイ・ハード的な演技から脱却できずにはいるが
存在感と安心感?が彼からは感じられてしまう有る意味演技派

他に有名どころも出演せず
1時間半と言う時間軸と
マンハッタンを今の場所から16ブロック先へ進むと言う
地理的軸を持った作品

ジョン・バダム監督の「ニック・オブ・タイム」って映画があって
ジョニー・デップがクリストファー・ウォーケンにLAで追い掛け回される
緊迫感はあって面白いものの、ちょっと大味の作品でした

その大味の部分をぐつぐつ煮込んで
余分なところを抜き取り、さらに味を加えたような
見応えアリの1本でした。

ブルース演じる落ち目の刑事が夜勤明けに証人の護送を依頼され
嫌々引き受け事件に巻き込まれる

証人役の黒人のおにぃちゃんがよぉしゃべるけど
ええヤツでだんだんブルースも心を開いていき
正義の為に、自分と人の為に良い事をしようと奮闘する

映画の中でその黒人にぃちゃんが心理テストのようなことをやってて
結構面白かったのでご紹介

「あなたは今、嵐の中で車を運転しています
通りかかったバス停に3人の人が立っていて
あなたの車にそのうちの誰かを乗せることに。

しかし車に乗れるのは後一人だけ。

バス停にいるのは
・病気のおばぁちゃんで、早く病院へ行かなければやばい
・昔からの親友、心の友
・あなたの理想の異性で、これを逃すと二度と会えそうにもいない人

さぁあなたは誰を車に乗せますか?」

映画の前半でこの質問が出てくるんやけど
しばらく気になって映画そっちのけで考えてしまったわ。。
あなたならどうしますか???

16ブロック
ソニー・ピクチャーズエンタテインメント
ニック・オブ・タイム
パラマウント・ホーム・エンタテインメント・ジャパン

2007年2月10日土曜日

ドリームガールズ

e2736074.jpg会社の上司に試写会のチケットを戴いて
職場のビルの下にある小さなホールで
ドリームガールズ」を見てきました。

「ピンクパンサー」「オースティン・パワーズ ゴールドメンバー」と
歌はもちろん俳優としても輝いてるビヨンセには参りました
良すぎるっ!

「シカゴ」でもの脚本を担当しこれが劇場4作品目となる
ビル・コンドン監督作品
2時間10分の長さはもうちょっと短く出来たんやないかなぁ~と思いますが
普通のドラマ+ちょっとミュージカルが入って
音楽とソウルフルな音楽は私好みで最高!でした

ジェイミー・フォックスの歌声は
「レイ」で聞いて演技も歌も上手いなぁと感激させられましたが
この作品では控えめに唄ってます

ビヨンセの美貌と歌声は言うまでもないけど
注目はエフィー役のジェニファー・ハドソン
日本では聞いたことないなぁ。。。って人がほとんどのはずで
実は彼女、アメリカンアイドル3rdシーズンのファイナリスト
優勝は逃した物の、存在感の有る歌が人気で
今回の映画のオーディションでエフィー役を獲得
ビヨンセに負けず劣らずのパワフルで印象的な歌を聞かせてくれます。
アカデミー賞では助演女優賞にノミネート
菊地凛子と同じ枠に入ってしまったけど
個人的にはジェニファーに取って貰いたい

それともう一人。
ビバリーヒルズコップ依頼ヒット作品と言えば
アニメ「シュレック」の声優しか印象が無い
エディー・マーフィー
変な髪形で薬中のソウル歌手の役
歌はどぉ?と思ったけど
ええ歌唄いますなぁ~上手かった!
アカデミー賞には助演男優賞にノミネート
強豪が揃う助演男優賞やけど、もう一回エディーにスポットを当ててほしい!

これだけの役者が揃って面白くないわけが無く
最後のシーンはキャンディーズのコンサートを思い出させるようで
60年代生れの私にはばっちりとツボにはまりました。

ドリームガールズ:デラックス・エディショ...
ソニーミュージックエンタテインメント
ドリームガールズ オリジナルサウンドトラ...
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B'day
Sony Urban Music/Columbia
ピンクパンサー コレクターズ・エディショ...
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2007年2月8日木曜日

硫黄島からの手紙

c4e74aa9.jpg「父親たちの星条旗」を見たので
やっぱり日本側の硫黄島シリーズも見ておかなければと
やっと見に行くことが出来ました。

クリント・イーストウッド監督ですが
劇中には英語はほとんど無し
どうやって演出したんやろ?
監督もこのクラスともなると解らん言葉でも
ニュアンスで解るんやろか?

今回は製作総指揮と脚本もこなした
ポール・ハギスのええ味と
アメリカ側と同じく淡々としながら
事実だけをしっかりと伝えようとする
監督の気持ちが141分の長尺に詰め込まれてます。

どうしても栗林中将役の渡辺謙に目が行ってしまいがちですが
物語は西郷と言う一兵卒の目線から描かれています
二宮和也が演じていますが、上手いというか
地そのまんま?戦時中の青年と言うよりも
現代の日本の若者を見ているような感じで
ある意味違和感なく感情移入してしまいましたが、
きっちり最後は生き残ってしまうと言うところが
オイシイ役どころやなぁ。。。

中村獅童演じる伊藤中将は実際もこういう人だったのかもしれませんが、
今の中村獅童をそのまんま映し出したような
頑固ながらも間抜けな役柄でププッ
反面、バロン西中佐役の伊原剛志はカッコえぇ~

この映画の中で飲まれているお酒
「ジョニーウォーカー」
盃で栗林中将と西中佐が交わします
この時代のジョニーウォーカーって
スクリューキャップやったんかなぁ?
ピンキャップもあったとは思うが
絵的にスクリューキャップを選んだのか
そこまでこだわらなかったのか
スクリューが正解なのか。。。謎

渡辺謙さんがハリウッドでもてはやされていますが
(もちろん演技が上手いから)
この作品をきっかけに日本人俳優がハリウッド作品で
活躍してくれるのを楽しみにしたいですね

松坂効果で映画にも日本人枠が増えるかな?!

世界最速のインディアン

61b92d05.jpg珍しく?ニュージーランドの映画
「ダンテズ・ピーク」「13デイズ」「リクルート」などなど
娯楽作としても、シリアス物としても
じっくり見ることが出来て
飽きさせないストーリー展開が得意の
ロジャー・ドナルドソン監督の作品。

試写会のチケットが当たって
何の前知識も持たずに、ただ
ごっつい早いインディアンの話
何が早いのかも知らずに劇場へ向かいました。

シートに置いてあったチラシを見て
やっと何の映画なのかを知り
バイクの映画かかぁと始まりを待ちました。

主演のアンソニー・ホプキンスがのっけから出ずっぱりで
ちょっと固い、重い役どころが多かった最近からは
考えられないほどの?軽いノリで
物語はどんどん進んで行き
夢を持ってるおじいちゃんは失敗しないし
悪い人に巡り会っても自分側に取り込んでしまい
みんなが良い人になってしまう
サクセス&ハッピーな映画でした。

1920年型のバイクがもう一人の主人公「インディアン」

アンソニー・ホプキンス演じる実在の人物
バート・マンローがエンジンのシリンダーや
タイヤ、その他パーツを自分で作り
ニュージーランドからアメリカのソルトレイクまで
一人でバイクを運びレースに参加します
結果はタイトル通り「世界最速のインディアン」
じっくり見ていても、さらっと見てても
置いてけぼりな話が沢山あるものの
2時間と少しの長さを感じさせずに
気分良くなれる映画です。

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