大阪の酒屋さんで働いている頃、
その頃からワインが好きじゃなかったんですが、
リュック・ベッソンの映画「グレート・ブルー」に出会って、
劇中に出ていたワインが気になり、
そのワインを見つけてからは暫くそればっかり飲んでました。
映画の舞台の一つにもなっている、
イタリア南部のシシリー島で造られている、

★コルヴォ・ビアンコ・シシリー★
エンゾとジョアンナがシシリーの海岸壁沿いにあるレストランで、
パスタを食べている時に、エンゾがジョアンナに薦めながら、
自分もがぶ飲みしていたワインがこれです。
今のコルボはおしゃれなラベルになって、
価格も普通のワイン並みになってしまいましたが、
あの頃は1000円を切って販売していた様に思います。
劇中にはボトルの上部とグリーンのラベルがチラりとしか映りませんが、
その情報を元に探し回ってやっと見つけ、
働いていたお店で仕入れて初めて自分でワインを売ったことを、
この映画を見るたびに思い出します。


さっぱりしていて、
ワイン好きに言わせると飲み安すぎて物足りないと言われましたが、
銘柄を気にしない、食事をしながら何かを飲みたいと言う方には大好評で、
グレートブルー効果もあり結構な販売量になってました。
グレートブルーは劇場での反応はいまいちだったようですが、
じわじわと反応が高まり、
コアなファンが出来たり、
リピーターが出来たりで、
完全版の「グランブルー」や、
エンディングが違うアメリカ版のグレートブルーなんかが出てきたりして、
当時はまだDVDがなかったので、レーザーディスクを各種類購入し、
しっかり戦略にはまってしまってました。
今ではすっかりお馴染みの誰もが好きな映画に上げるほどの人気作品になってますが、
今は亡きジャック・マイヨールの半自伝的映画で、
ストイックに海に対する愛おしさと恐怖を感じさせつつ、
エンゾとロベルトのコミカルでアップテンポの絡みがあり、
何と言っても突き抜けるような青空と、
透き通る海の美しさが印象的で、
じっくり見なくてもエリック・セラの音楽だけでも気持ちが和らぐ感じがしてしまいます。
itunesで映画のレンタルと販売が始まり、
グランブルーの完全版が入っていたので、
即購入!
ipad、iphoneにしっかり入れて、
これでいつでも癒しの空間へ逃げ込むことが出来る!