銀幕の雫: 8月 2006

2006年8月29日火曜日

The OC

ちょっと昔の「ビバヒル」に未だに抜け出せなかったり
気分を変えて東海岸NYの「SEX AND THE CITY」にはまってみても
すぐに終わってしまいちょっと寂しい気分になったり

他のドラマを見ても何か物足りませんでしたが、
数年前からアメリカで大ブレイクしているドラマが
やっと日本にやって来ました!
そのドラマが「The OC」
「OC」はオレンジカウンティの略なんですが
ロサンゼルスの南にあるオレンジカウンティ群
海側に広がる高級住宅街にニューポート・ビーチがあります。

そこに住む若手バリバリの弁護士が、
貧しい土地で生まれ育った若者を預かることになる。
彼らの生活の有様と、彼らを取り巻くハイソな女性たちが
物語を進めていきます。

今までは地元の人たちが楽しむだけの場所でしたが、
このドラマのおかげで全米はもちろん
海外からもこのニューポート・ビーチへ集まり
ドラマにも出てくる実際にあるレストランなどは
満員御礼状態!だそうです。

元々高級住宅街だったのに、さらに地価が高騰してそう...と
手が出るわけではありませんが、心配。

この「The OC」はそんな土地柄だけじゃなく
すっかりファッションの発信源になっていて
その波は日本の情報通にも届き始めています。

ですが、まだ日本には入ってきていないブランドなどもあり
なかなかの入手困難。
そんな悩みを解消してくれるのがここ。

http://www.buyma.com/promotion/06071101/top.asp?af=21


おしゃれに敏感な集団が現地でも入手困難なレアグッズを仕入れ
「バイマ」って言うショッピングサイトで販売してくれています。

今は「The OC」特集も組まれていますので、お見逃し無く~!

個人的にオススメは、「アバクロ」の名前で
すっかり日本でも有名になってはいますが、
その姉妹店舗の「ホリスター」がオススメ!

oc



ちょうど今の季節には街中で着て目立ってしまいましょう!
まだ、知る人ぞ知るというブランドなので、
早く手に入れてみてくださいね!

2006年8月15日火曜日

61年目

6440341d.jpg最後の最後に8/15の参拝をした首相


周りの国の事を考えると、どう?とも取れる行動やけど、
終戦記念日の今日、先人達にお参りするという行動は
個人であればええんちゃうん?と思ってます。


私の知ってる60年以上前の出来事って
何とか幕府が出来たとか、何とかの改新やとか
何百年も昔の話ばっかりを学校で教えてもらったような気がする。


肝心な「近代史」と言うものをほとんど理解せず
ニュースなんかで流れる誰かの作為的?な内容を
安易に解ったつもりになってる自分が怖いわ


とまぁ堅い話よりも話題の映画。
それも2部作が今秋と年末にかけて公開されます。


「父親たちの星条旗」「硫黄島からの手紙」
両作とも名匠クリント・イーストウッドが監督し
脚本は「ミリオンダラー・ベイビー」のポール・ハギス
プロデューサーにはスティーブン・スピルバーグの名前もあります。


何で2作品になったかと言うと
アメリカ側からの視点と日本側からの視点で描きたかったと言う
監督の意向を最大限に表現できる方法をとったからだそうです。


まずは10月に「父親たちの星条旗」が先行して公開され
硫黄島に掲げられた巨大な星条旗を支える6人の兵士と
その後についてドキュメンタリータッチで描かれ、
12月に「硫黄島からの手紙」が公開
こちらは渡辺謙が主演し、二宮和也、伊原剛志らが名を連ねています。


もともとは日本側の視点で見た作品「硫黄島からの手紙」は
日本人の監督に撮らせるつもりだったのが、
アメリカ側の作品「父親達の星条旗」で好感触を得た
イーストウッド監督が自らメガホンを取ったそうです。


この2作品、どちらも感動と感慨をしっかりと与えてくれるものとは思いますが
「戦争に正義もくそもありゃしねぇ」って長渕剛の唄にあったり
故・岡本喜八監督の「独立愚連隊」で
国同士が諍いをしてても俺達にゃぁ関係ねぇと
最前線で鉢合わせになった敵同士が握手をして立ち去ると言う
イヤに納得できるシーンを思い出してしまいました。


結局は何も知らんのんとちゃうの?私。
と言うのが結論ですが、どれが本当なのかを
しっかりと教育して欲しかったです。



こんなに硬い日記を書くつもりではなかったが
えらい硬くなってしまった...

2006年8月9日水曜日

Prison Break

f23d7b15.jpgこのところ映画の代わりに海外ドラマづいてます
ツタヤに行くと目立つところに置いてある
「プリズンブレイク」が前から気になっていたものの
イマイチ手が出なかったのだが
ついに全7巻大人借りしてしまいました

一気にコピーしてじっくりと楽しんでいたんですが、
全7巻と勝手に思っていた私
7巻目の第1話を見ようと思ってたら
なぜか「24」が始まり
ジャック・バウアーが活躍してました

え~なんのこっちゃ?!
DVD借り間違えた??と思って
よぉ~く調べてみると
前半戦の7巻のみレンタル中で
残りは今年の12月レンタル開始らしい

ややこしいことするなよぉ~!

物語はタイトル通り刑務所の中で進んでいきますが、
大統領の弟を殺した犯人として捕まり収監された
兄の汚名を晴らすことと、刑務所から脱獄させるために
天才肌の弟が完璧な計画を立てて同じ刑務所に入り
気の会う仲間を集めつつ、気の合わない仲間も出来ながら
脱獄へ向け着々と物語りは進んでいきます。

さぁ脱獄!と言った時に計画に無かったつまづきに
天才弟は落ち込む風を見せますが、
どう行動していくのか?!と
ここからが一番面白くなりそうなところでぷっつりと終わってます

12月まで待ってられへんわ~
テレビでやってへんのかなぁ??

2006年8月8日火曜日

from the earth to the moon

fbc566f3.jpg映画館へなかなか足を運べなくなったここ最近
テレビでやってる海外ドラマは前から好きやったけど
その質の高さはどんどんグレードアップしてますね

先日、日本のドラマで「めぞん一刻」が伊藤美咲主演で
五代君役を一般公募!と言うことで話題になっていますが、
伊藤美咲はええけど、どうせ日本のドラマでしょ~と
あまり興味なし...どうして日本のドラマってクサイんでしょ
お金のかけ方が全く違うと言うところもありますが、
やはり演技の差と言うのも大きいんじゃないかなぁ

と、愚痴っていても仕方が無いけど
何で日本のドラマと比べてしまったのかと言うと
1998年の作品「From the earth to the Moon」と言う
アメリカのミニシリーズを今頃見て、感動させられたから。

「アポロ13」を撮り終えたトム・ハンクスが製作総指揮し
全12話で、スプートニク・ショックからアポロ17までの数十年間を
実際の映像も交えながら、アメリカの意地と苦悩を
エンターテイメントばりばりで見せてくれている作品です。

これが8年も前の作品?と疑ってしまいますが、
オープニングで出てくるトム・ハンクスがやっぱり若い!ので
あ~古いなぁと実感。

しかし、ドラマの内容はとってもしっかりとしていて
政治的な駆け引きや、技術的な苦労の影にある
人間模様などが細かく描かれ、テレビの前から離れることが出来ませんでした。

CGやVFXの技術はどんどん進歩し、どんな世界でも現実にあるかのように
見せることが出来る最近の映画技術がなせる業だとは思いつつ
月ごしに見える地球の美しさにうっとりと見とれてしまいます。

アメリカ3大放送局が競うように名監督や映画の有名俳優を使い
テレビドラマを作成していますが、なかなか日本で見ることが出来ないのが残念
見れたとしても数年遅れになるのは仕方が無いのかなぁ

最近始まった「LAX」や「The O.C」シーズン2になって
さらにおくが深くなった「LOST」もこれからの展開が楽しみです!

テレビが見れないなら、アメリカのようにi-tunesでダウンロード出来ればいいのにね
ちゃんとお金は払うから、オンタイムで見たいっ!

FROM THE EARTH TO THE MOON DVD【MOON BOX】

2006年8月7日月曜日

ANGELS IN AMERICA

e83449fd.jpg数年前にアメリカで放送されたテレビドラマ「ANGELS IN AMERICA」
すでにビデオはレンタルされていますが、
テレビ放送を待っていました。

CATVでやっと放送されて、4週連続テレビにかじりつくようにして
すっかりはまってしまいました。

元々は舞台物だったのをドラマ化し、
巨匠マイク・ニコルズが監督
アル・パチーノの爆発するような演技と
メリル・ストリープの一人複数役を無難にこなしてる大物振りと
エマ・トンプソンのまじめに笑わせてくれる演技が
そんなに前には出ず、でも見ごたえ十分の作品でした。

映画ではなく、ミニシリーズ物のドラマでしか表現できない
細かな人間関係や、一見不要とも思われるシーンが
あとの複線になっていたりと「エイズ」「バイセクシャル」「宗教」など
テーマ的には重いものになり勝ちですが、
ブラックなユーモアを沢山ちりばめられた秀逸な作品でした。

毎話に見所があり、舞台の戯曲らしく長い台詞回しも楽しめたり
舞台ならではのクサイ?芝居もしっかりとドラマに溶け込んでいて
随所で笑わせてくれます。

話は20数年前のニューヨーク
いろんな意味で、今思うと世界が少しずつ変わり始めた時代でもありました。

最近のアメリカテレビドラマは
これがドラマ?と思ってしまうほどにお金がかけられていて
壮大なストーリーが展開されますが、
ちょっとしぼみぎみな映画に期待できないならと
テレビドラマに目を向けている巨匠たちの作品を
じっくりと時間をかけてみるのもいいですね